金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

33話 ページ33

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〜A〜



食堂でお兄ちゃんは、リーさんとトランシーバーで話している。



一「リーさん。一つ頼みがあんだけど」

リー『何だ？』

一「ちょっと気になる事件が去年、獄門予備校で起きている、マー・タイチって生徒の事について、日本の警察に問い合わせてほしいんです」

リー『わかった。じゃあ、そっちは死んだ生徒たちの簡単な検視を頼む。死亡時刻を調べるんだ』

一「俺…俺が検視？」

貴方「お兄ちゃん頑張れ！」

一「お前な〜。…はぁ〜」



それからお兄ちゃんは検視をし、今は手を洗っている。



竜「いつまで手洗ってんすか？」

貴方「もう大丈夫でしょ」

一「お前ら…死体触ったんだぞ！…しかも検視だぞ、何やってんだ俺。じっちゃんは、検視なんかしてねえから！」

貴方「お兄ちゃんトランシーバーが鳴ってるよ？」

一「はいはい」



お兄ちゃんは手をズボンで拭き、トランシーバーをとった。

…お兄ちゃんハンカチ持ってきてないの？



一「はい、金田一検視官です」

美『何ふざけてんの？もう』

一「ああ…いや、何？」

美『なんかね、氏家先生が…。凄く怖いことがあって……』



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