金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

24話 ページ24

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式部さんが叫んだ所に行くと、食堂の方に指を差した。

竜「せっ先輩」

食堂へ入ると、首を吊っているチェン君がいた。

貴方「いや〜！竜二‼︎」

竜「A……」

私は、竜二に抱きついた。

竜二は震えてる。

一「リーさん。こっちでも死体が見つかった。霧沢透とチェンだ」

お兄ちゃんは、トランシーバーでリーさんと話し始めた。

リー『こっちでも、もう1人。メイの死体だ』

一「合わせて四人。やっぱり、いなくなった全員が殺されていた」

リー『ああ。しかし、何なんだ！この奇妙な死体は！」

一「奇妙」

リー『死体が赤と青のビニールテープでグルグル巻きに。例えば、DNAの二重螺旋構造。待てよ、リンの死体は燃やされていた。つまり、熱焼』

一「二重螺旋構造と熱焼…。おい佐木、チェンがカンニングで退場になった時のテスト。あれ、どんな内容だったか覚えてる？」

竜「ドストエクスフィーの悪霊で確か、首吊り死体を見る場面だったと」

一「霧沢がトイレに行った時の授業は、竹取物語だった。リーさん、これは……」

リー『見たて殺人だ』



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