金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

11話 ページ11

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美雪ちゃんを見送ったあと私とお兄ちゃんは、遅れて洞窟に入った。

竜「足元滑るから、気をつけて下さい」

濱「うん。ありがとう」

竜二は、濱さんに手を差し出した。

貴方「あらま〜」

一「なに？知り合い？合宿も案外、悪くないってか？」

竜「な、な、何言ってるんすか！去年も一緒だっただけです」

一「あっそうなの？へ〜」

貴方「お兄ちゃんさ、人の気持ち考えなさいよ」

一「ごめんごめん。佐木にはAがいるもんな〜。…ん？」

竜「だから、去年も一緒だっただけです！…それに、僕はAだけですから！」

一「お〜！佐木、Aの事よろしくな‼︎頼りなくてバカな奴だけどさ！それに昔、1人で留守番するのが怖くて…いって〜‼︎」

貴方「頼りなくてバカなのはお兄ちゃんでしょ！もう、竜二がかっこいいこと言ったのに！」

一「ごめんってば〜‼︎」

貴方「私の過去の話しはしなくていい！」

一「すいません」

竜「先輩、何があったんですか？」

一「それがな実は、いって〜‼︎A、痛いって‼︎」

貴方「竜二、また今度お兄ちゃんに聞いて！ほら、行くよ‼︎」

一「耳引っ張るなって！」

竜「先輩…」

一「佐木も助けろよ‼︎」



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