金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

1話 ページ1

＊
・



美雪ちゃんがお兄ちゃんに持っているパンフレットを見ながら話かけた。

美「獄門予備校ってちょっと怖い名前だけど、台湾に本校があって確かに凄い実績なのよ。これパンフ」

貴方「お兄ちゃん聞いてる？」

竜「あれ？獄門予備校じゃないですか」

貴方「あ、竜二！知ってるの？」

私の彼氏の竜二が、私達のいる教室に入ってきた。

竜「僕、去年ここに通ってましたから」

美「へ〜」

竜「今年もやるんだ。日本校と台湾校の合同夏合宿」

美「獄門予備校合同の夏合宿は、次の統一模試でも偏差値アップを保証。成果無い場合、参加費用全額返還だって」

竜「でも先輩、もともと偏差値最悪ですよね？上げるの簡単じゃないすか」

貴方「確かに。竜二の言う通り、簡単じゃん」

一「なんだと？」

竜「喋った」

一「勘違いするな！俺の偏差値は絶対に上がらん！どんなことをしてもだ‼︎」

美雪ちゃんは持っているパンフレットでお兄ちゃんの頭を叩いた。

一「痛い〜」

美「口にケチャップつけて何いってんのよ。今の成績のままじゃね、進級やばいのわかってますか？」

貴方「馬鹿なお兄ちゃんがそんな事考えるわけないよ」



・
＊

2話→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す