No.58 ページ8
【MASAKI】
櫻「…っん、ごめ…、ありがと…。」
泣きながらだけど、そう言ってふわりと俺と松潤に微笑んだ翔ちゃん。
なんで泣けちゃったのかはわかんないけど、この笑顔は本物だと俺は思うから…。
心からの笑顔な感じがしたから、それ以上は聞かないことにした。
『Don't you worry…』
…ふふ、ほらね？
『心配しないで』
って、歌ってる(笑)
きっと、翔ちゃんの中でどっか刺さるところがあったんだよね？
24時間テレビの練習の時も、俺以上に参加してくれてたんだもん。
それにこの商店街に来るまでにも、色んなことがあっただろうし。
俺たちだって、翔ちゃんには沢山助けて貰ってる。
ほんとに、感謝しかないよ。
俺には、どうしても双子と同じ立場で共感することは難しいから…。
同じ目線で考えてくれる翔ちゃんが近くにいてくれるのって、双子にとってすごく心強いことだと思うんだよね。
今までだって、2人は翔ちゃんの言葉にたくさん救われてるもん。
相「翔ちゃん。」
櫻「ん…？」
くるりと振り返った翔ちゃんの手をぎゅっと握る。
相「いつも、ありがとね。」
いきなりの俺の言葉に戸惑ったような顔の翔ちゃんだったけど、少しずつ端正な顔に笑みが浮かぶ。
櫻「んふふ…、うん。
…俺も。ありがと…。」
翔ちゃんは、満面の笑みでそう言った。
最後のキメの音が終わって、ポーズを決めた嵐と双子。
裏にいらっしゃったスタッフさん達も、いつの間にか見ていてくださったみたい。
ドームに、ライブの歓声とはまた違った拍手が溢れた。
ほんとに優しいスタッフさん達だなって思うよ。
こんなに急なのに、舞台上げて音楽かけて、それどころかカメラまで…。
こんなちびっこ2人のためになんて、感謝してもしきれないよ。
マイク頂いたから、会場で見てくださった皆さんや裏で動いてくれた方に挨拶して、ささっと舞台から退散した。
片付けの邪魔になっちゃうからね。
疲れきってうとうとしだした2人は、幸せなことに嵐さんの腕に収まりながら夢の中。
それからすぐ、俺達は丁寧にお礼をして商店街へ帰った。
なんだか、今日1日が夢みたいだったよ。
俺たちでこうなんだから、きっと2人は余韻が凄いだろうなぁ…。
…なんて幸せなことを考えながら、俺も夢の中におちていった。
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智宮SK(プロフ) - ヒールさん» ヒールさん、大変遅くなってしまい、申し訳ございません。無事に完結致しました！リクエスト頂き、ありがとうございました！！これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2019年2月26日 17時) (
レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - こちらこそリクエストに答えてくれてありがとうございました (2019年2月26日 16時) (レス) id: 029c29270e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2019年2月2日 14時
