No.53 ページ3
【MASAKI】
智と和は、あまりの余韻にぼーっとしてる。
翔ちゃんが『楽しかった？』って聞いたら、一言も発さずに静かに頷いた。
それもそうか。
俺達も、すっごい楽しかったし。
照明を落とされたステージを見つめる二人を見て、ほんとに素敵な経験をさせて頂いたなって思った。
アリーナ席は退場の時に規制があるらしくて、まだ動くことが出来ない。
俺たち大人も、『いやー、かっこよかった』『すごかったねー』なんつって話してたんだけどね？
急に横から声をかけられた。
？「あの、相葉さん…、ですよね？｣
相「へ？」
振り返ると、24時間テレビでお世話になった嵐のマネージャーさんの1人。
確か…。
相「富士岡、さん…ですよね？」
富「そ、そうです！
富士岡耕太です！
よくご存知で…！」
相「24時間テレビでは、お世話になりました。
ありがとうございました。」
富「いえ…、こちらこそたくさん助けて頂いて。
…あ！そうだ、早くしなきゃ…。」
相「え？」
富「…あの、ごめんなさい。
ちょっと耳貸していただけますか？」
相「え、はい…。」
俺がそっと屈むと、俺よりも10cmくらい小さい富士岡さんに丁度いい高さになる。
富「…松本さん達から、楽屋に通してくれ、と言われてまして…。
一緒に、来ていただけませんか？」
相「えっ…？
そんな、皆さんお疲れなんじゃ…。
それに、最終日ですから打ち上げとか…。」
富「今回、打ち上げは明日なんです。
皆さんどうしても会いたいらしくって…。
絶対連れてきてくれって、言われてて…。」
相「…ほんとに、いいんですか？」
富「はい、時間がありましたら、ぜひ。」
相「…じゃあ、よろしくお願いします。」
富「ありがとうございます！」
智「…あ、ふじちゃん…。」
和「ほんとだあ…、ふじちゃん…。」
ぼーっとしてた2人が、富士岡さんを見つけた。
富「智くん、和也くん。
今日は来てくれてありがとね。」
智「んーん。」
和「とっても、かっこよかった。」
智「よんでくれて、ありがとっ。｣
和「たのしかった…！」
富「ふふ、ありがとう。
みんなも喜ぶよ。」
相「じゃあ、お願いします。」
富「はい。」
富士岡さんに連れられて、ドーム内を歩いていく。
普通の人は入れない関係者ゲートをくぐって、長い廊下を歩いた。
途中でステージ裏に繋がる扉があって、そのすぐ近く。
『ARASHI』って書かれた扉が、あった。
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智宮SK(プロフ) - ヒールさん» ヒールさん、大変遅くなってしまい、申し訳ございません。無事に完結致しました！リクエスト頂き、ありがとうございました！！これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2019年2月26日 17時) (
レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - こちらこそリクエストに答えてくれてありがとうございました (2019年2月26日 16時) (レス) id: 029c29270e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2019年2月2日 14時
