4：危機の時間【SHO】 ページ4
櫻「そっ、か…」
相「2人とも、あんまり手足を見せることってなかったんだ…。
だから、自分から出してきてくれたことが嬉しくて…。
恥ずかしかったのかな…。
自分のがおかしいと思っちゃってたのかもしれない。
ここの人達は、ほんとに優しいから…。
2人の障害も受け入れて可愛がってくれる。
でもやっぱり…、ここの外ってなると、ね…。」
櫻「…俺は…、この足になったのが、半年前なんだ。」
相「え…。」
櫻「仕事の途中で…、まぁ、事故なんだけど。
それで脚を切るって言われた時は、もうだったら死んでやろうかって考えたし…。
仕事場も、復帰出来ないと思ったし。
だから、辞めたんだ、仕事。」
相「え？」
櫻「家でできる仕事に変えた。東京だと知り合いも沢山いるから、ここに引っ越してきた。
…最後の望み、だったのかもね。
でもここを選んで良かった。
役立たずだと思ってた自分が、誰かの役に立てたみたいだから。
ここにして、良かったと思うよ、俺…。」
相「翔ちゃん…。」
相葉ちゃんは真っ赤な目でふわって笑った。
相「翔ちゃんは、きっとここの人達にすぐ溶けこんじゃうよ！
みんな、優しいから…。
ちゃんと、受け入れてくれるよ！」
その優しい笑みと声に、すごく勇気を貰えた気がした。
智「まーちゃーん！！おくつ、バナナなのー！」
和「まーくん！！おぼうし、ないのー！」
相「はいはいっ！！」
部屋の中から元気な声が聞こえてきて、俺たちは目を見合わせた。
それから、どうしてこうなったのかはわかんないけど…。
双子ちゃんを、相葉ちゃんと一緒に幼稚園に送っていくことになり…。
ちょっと長めの坂を下る。
どうやら、幼稚園は坂の下の街にあるらしく…。
まあまあ距離はある。
この坂は、和也くんにはちょっと無理がありすぎて…。相葉ちゃんがだっこしてた。
智くんは、左手を伸ばして相葉ちゃんと繋いでる。
…と思ったんだけど…。
ちっちゃい段差に突っかかって、小さい体が宙を舞う。
相葉ちゃんとの手も離れちゃって…。
和「さとっ！！」
相「智っ！」
智「っ…！」
前のめりに飛び込んで、智くんを抱き抱えた。
相「翔ちゃん！！」
和「しょーちゃっ！！」
相葉ちゃんの青ざめた顔と、和也くんの慌てた声。
パーカーも着てたし、長ズボンだったからほとんどダメージも受けてない。
腕の中の智くんもうるうるの目で見上げてるけど、問題なさそう。
義足も、平気だよな…？
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智宮SK(プロフ) - 美唯さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて嬉しいです。私も読み返してみて、アルファベットの方が読みやすいと感じましたので変更しました。またおかしい所が残っていましたら、お知らせください！これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2018年10月1日 17時) (
レス) id: 386f8f3e08 (このIDを非表示/違反報告)
美唯(プロフ) - お話、楽しく読ませていただいてます。嵐のメンバ―台詞「」の前の名前、平仮名もいいけどアルファベットでも良いのかなって……。また続き楽しみにしてます。 (2018年10月1日 16時) (レス) id: aa7b064b40 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - 東屋女将さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて嬉しい限りです！これからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年9月11日 21時) (レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
東屋女将(プロフ) - 智和さん、こんばんは。ドキドキしながらストーリーを読ませて頂いてます。更新は智和さんのペースで構いませんのでお待ちしてます。 (2018年9月11日 2時) (レス) id: 4d369a7350 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます。とても励みになります！双子と翔君はハンデがある設定ですが、そのハンデにも負けないくらいの明るいお話になっていくことが出来ればなと思っております。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年9月3日 21時) (レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2018年8月30日 12時
