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宏「落ち着いた?」


涼「うん…でも熱上がっちゃったかも…笑」


宏「そうだね…これもういい?」


あと2、3口ほど残ったお粥を指差すと涼介は申し訳なさそうに頷いた。
自分の額と涼介の額の温度差を確かめてみると明らかに涼介の方が熱くて顔もさっきよりもほんのり赤くなっている。


宏「寝てていいからね」


涼「ごめん…大ちゃんにも迷惑かけちゃう…」


涼介が頼りない声で名前を出した”大ちゃん”は涼介の兄。
兄と言っても弟のお世話をしなければ家にいてもほとんど喋らない。


"兄弟の不仲"
我が家の問題の1つと言ってもいいだろう。


いつからそんな風になってしまったんだろう…。


大貴は母さんのことが特別に大好きだった。


妻が亡くなってから俺は病気持ちの涼介にばかり構いつけてしまったな、なんて後になって後悔することも…



宏「大貴おかえり」


大「…あぁ、ただいま。」


宏「あぁって……」


時刻は17:00。
学校から帰宅しリビングに来た大貴は、俺の言葉には返してくれるもののソファで横になって寝ている涼介を横目で見たけどやっぱり何も言わず素通り。


涼介は大貴が帰ってきたことにまだ気づいていないみたい。

大貴は足早にその場から去ろうとしていた。





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作者名:はな | 作成日時:2021年12月27日 18時

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