メンバー序列1位の副統括リーダー様【SVT】【男主】

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YOUside

『髪も乾かしてくれてありがと。』

SC「風呂以外に困ったことあったらいつでも言えよ？」

『うん。』

スンチョラの部屋の前でお礼を言って、スンチョラが部屋に入って扉が閉まるまで見送る。

そして、すぐ隣の僕の部屋に入る。

『はぁ……』

ベッドに座って今日のことを思い出す。

ジョンハニとの久しぶりのデート楽しかったな…

お揃いのパーカーとネックレス買って…

なんて思い出すけど、1番気になるのは声をかけてきたCaratのこと。

考えるだけでも怖くて、思い出したくないのに、思い出してしまう。

手がガタガタと震えてるのがわかる。

僕の大好きな僕達のCarat…

大好きな僕達のCarat…

大好きな…

大好き…

『僕って本当にCaratのこと好きなの……？』

ポツリと出た言葉は、物の少ない僕の部屋に小さく響いて消えてった。

Caratは僕のこと好きなのかな。

僕のこと愛してくれてるのかな。

わかってる。人気になっていくほどあんな人が増えてくのはいろんなグループを見てきてわかってること。

わかってるのに、いざ僕の番となると結構精神的にくるものがあった。

頭の中で渦巻く感情。

＿どうして僕ばかり傷付けられなきゃいけないの？＿

＿傷付けることがその人にとっての愛なの？＿

＿その歪んだ愛を向けられた人は喜ぶと思ってるの？＿

＿僕を愛してくれてるんだよね？＿

＿SEVENTEENが好きなんだよね？＿



















＿じゃあどうして僕達を傷付けるの？＿

ぐちゃぐちゃに混ざって、ドロドロと溶けていく。

頭に響く感情に蓋を閉じるように乱暴に頭を掻きむしった。

『(せっかくスンチョラが綺麗に乾かしてくれたのに。)』

鏡に映った僕の顔は心做しか青白く見えて、瞳に光が無かった。

＿辞めたい＿

＿辞めないで＿

＿逃げたい＿

＿逃げちゃだめだ＿

『あはは……辞めたくないよ……辞めたくない。



















でも辞めたい。』

矛盾している僕の思いに自分で笑ってしまう。

メイク棚に置かれた、同い年4人で撮った写真。

みんな楽しそうに笑ってる。

この時は楽しかったな……

弟達に信頼されて。

いつでも頼れる副リーダー。

今はどうだ。

メンバー全員に心配されて。

僕がメンバーに頼ってばかり。



















そんな僕がここ(SEVENTEEN)に必要？

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