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🐉 ページ37

男主side

『はぁぁぁぁ、惜しいことしたな〜…』

呪詛師という分際で、善意というものが出てしまった。

出てしまった。というか、ほぼ無意識。

あの制服が、とても懐かしく感じてしまったから。

自由にカスタムできるの超最高だよね。

とは言っても、狙いの宿儺の指は渡しちゃったし、また探さないとなぁ…

『というか、玄武が作った呪具使いやすいわ。』

玄武は基本治療役の式神だけど、体術もいける口だし、何より自己流の呪具が作れる。

自分たちにとって都合のいい呪具が作れるのは楽だ。

グシャアッッッ

最後の1体を貫いて、生暖かい液体を体に浴びる。

その液体は呪霊と共に煙を立てて消えていく。

『いつ浴びても慣れないもんだね。』

呪霊の血も、人間の血も。

人間の血なんて浴びたのあの時だけか。

『やめやめ。こんな事、思い出すものじゃない。』

何も無い空間に、ブラックホールのようなものを広げて呪具を収納する。

『さて、大丈夫かな。あの2人(・・)。』

指は僕の血を染み込ませた札で仮封印を施したはず。

それなのになんだ。

嫌な呪力が体にまとわりつく。

『(仮封印が甘かったか…それとも何かしらの拍子に解けたか…?いや、そんな簡単に解けるわけない。)』

低級呪霊はさっきので消えたはず。

伏黒くんが呪霊に手こずってる感じは無いし…

『!!非呪術師がなんで中に、』

さっきまで外にいたのにこの短時間で4階までどう上がってきた?!

そんなの、甚爾さんくらいにしか出来ないでしょ、!!

『っ、呪霊まだ居たのかっ、』

ここからそう遠くない。

今から向かって間に合うか…??

『迷ってる暇ないでしょ、!』

九尾に合図して走り出す。

どうなってるかは自分の目で確かめないと分からない。

ドゴォッ

『!!マズイな、』

大きな音と共に外に投げ出される伏黒くんの姿が見えた。

九尾に指示して叩きつけられるギリギリで受け止める。

『伏黒くん!大丈夫…じゃなさそうだね、』

さっきまでいた白と黒の犬の式神が消えている。

術式が途切れたのと…頭から流れる血。

そして、こっちの様子を見ている結構大きめの呪霊。

準2級…いや、2級か?

多分不意打ちで攻撃されたっぽいな…

恵「すみません、」

『大丈夫。それより動かないで。』

1番の重傷であろう頭に手をかざす。

恵「!!(反転術式?!)」

それを見てキレたのか、さっきまで様子を見ていた呪霊がこっちへ向かってきてしまった。

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バナナプリン - 更新待ってました!!!ありがとうございます!!いつまでも待ってますので無理なさらず!!🍌 (1月5日 1時) (レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…?笑 ちょこちょこ修正はしてます! コメントありがとうございます! (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました?おもしろいです! (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇‍♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://thjkar.smd1209  
作成日時:2023年9月24日 4時

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