🐉 ページ32
伏黒甚爾side
家に着いて、そのままAのもう1つの部屋に行く。
1つは普通に暮らす部屋、もう1つは呪具やら呪符やらいろいろ保管されている場所だ。
相変わらず殺風景で電気をつけても薄暗い。
甚爾｢もう流石に生き返らねぇんじゃね？30分経ってるだろ？｣
あいつが死んで30分は超えているはずなのに、何をするのか分からなかった。
『あ〜...説明してなかったっけ。
甚爾さんが使って切り落としたこの呪具は切り落とした物の時を止めることが出来るんだ。そして、その呪具に九尾の呪力を込めることで魂の3分の2を切り落とせる。この指には今、傑の魂が入ってる。そして巻き付けられたこの札の意味はと言うと......この指はほとんど今｢呪物｣状態なんだ。だから、札を使ってこの指の気配を消すことで他にバレないようにしてる。』
なんか難しそうな話されて、頭が痛くなった。
でも、指だけしかない状態からどう生き返るのか見たくなった。
何か印を結んで唱えている。
何を言ってるのかはさっぱりわからん。
ただ1つ言えるのは、呪霊も呪力の流れも全く見えない俺でも、今Aは莫大な呪力を纏ってるってことが分かる。
札が巻かれた指が宙に浮く。
そこから段々と骨、血管、筋肉、皮膚が形成されていく。
内臓も髪も。
人間に必要なもの全てが造られていく。
目の前に全裸の男。
夏油傑が横たわっている。
傷も無い綺麗な体だった。
Aは羽織っていたロングコートを何も身につけていない体に被せてやると、軽々と持ち上げた。
甚爾｢生きてる…な。｣
『うん。五体満足。ここにだけ、甚爾さんと同じ呪印が体に刻まれてるよ。』
見せられたのは、俺が切り落としてきた指と同じ場所。
相変わらず読めない文字が綴られている。
俺も、灰原も、欠損していたであろう場所に呪印が刻まれている。
理由を聞いても、何も教えてくれない。
でも、｢呪い｣であるのは変わりない。
Aはきっと教えてくれねぇだろうけど、俺は1つ知っている。
俺達と同じような呪印が背中に刻まれていることを。
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バナナプリン - 更新待ってました！！！ありがとうございます！！いつまでも待ってますので無理なさらず！！🍌 (1月5日 1時) (
レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…？笑 ちょこちょこ修正はしてます！ コメントありがとうございます！ (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました？おもしろいです！ (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗 | 作者ホームページ：http://thjkar.smd1209
作成日時：2023年9月24日 4時
