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🐉 ページ31

男主side

懐かしい呪力。

安心する安定感。

風になびく綺麗な白髪。

オレンジ色に染まった空と反比例するかのように、その瞳は青く輝いている。

五条「A……?」

形のいい唇から漏れた掠れ声。

11年。

11年……経ったのか。

『久しぶり。』

五条「お、まえッ、今までどこにいたんだよ!!」

『僕は定期的に悟のことは見てたよ。でも、会う勇気が無かったんだ…………ごめんね。』

頬に痛みが走る。

口の中が血の味で広がる。

初めて悟に殴られた。

青龍「!!お前ッ!!((『青龍。大丈夫。』

『悟、君の方が痛いでしょ。』

五条「うるせぇ!!お前がッ、お前がいればッ、」

悟に流れる呪力が乱れる。

初めてだった。

悟の呪力がこんなに乱れるのは。

『(こうさせてしまってるのは僕のせいか。)』

息を荒くして僕を睨む悟。

こんな顔、入学して少しの時しか見たことないや。

五条「お前と傑がいたから最強だったのに!!なんでッ、なんでいなくなったんだよッ、」

『……申し訳ないとは思ってる。でも、あの時起こした行動に、後悔はない。』

五条「ッッ、()はッ、これからどうすればいいんだよッ……」

頭を抱えてしゃがみこむ悟。

その悟に手を差し伸べることができなかった。

『僕は、傑がこうならないために起こした行動だった。』

五条「…………」

『傑は優しいから、きっとあんな奴ら見たら、暗闇に堕ちてしまうと思った。

僕も傑も、君に思いをぶつけなかったから……』

五条「……それは、あの時の僕が心が狭くて、2人が僕に思いをぶつける時間を作らなかったのが悪い。

僕が気付けてたら……それとも……



















僕も一緒に堕ちれば良かったかな。」
_______________________

_五条「たまにでいいから、会いに来てよ。」_

『…………はぁ、』

甚爾「??なんかあったか?」

『ん?いや、疲れたなぁって。』

甚爾「明日明後日は休んどけ。」

『……うん。』

……あんな顔、

_『僕、呪詛師だよ?そんなのバレたらマズイんじゃない?』_

_五条「いいの!だって、」_

















_五条「……寂しいから。」_

『(ズルいよなぁ……)』

僕の手には、傑の指が握られている。

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バナナプリン - 更新待ってました!!!ありがとうございます!!いつまでも待ってますので無理なさらず!!🍌 (1月5日 1時) (レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…?笑 ちょこちょこ修正はしてます! コメントありがとうございます! (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました?おもしろいです! (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇‍♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://thjkar.smd1209  
作成日時:2023年9月24日 4時

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