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🐉 ページ30

男主side

玄武「A様。」

『ん?』

玄武「御三方共、既に反転術式が施されていました。確認をしてみましたが、恐らく、乙骨憂太の呪力かと。」

へぇ。

あの子、人に反転術式使えるんだ。

というか、多分ぶっつけ本番レベルかな。

玄武「私が施すほどのものでは無いと判断しました。」

『そっか。ありがとう。後でまたやることがあるから待機で。』

玄武「承知致しました。」

甚爾「……随分ガキにしてはしっかりしてんのな。」

『姿は幼いけど、初代当主の時から仕えてる式神だから、甚爾さんなんかより全然歳上だよ。』

甚爾「ふーん……」

なんて会話をしているうちに、いつの間にか決着がつきそうだった。

乙骨憂太側の呪力が強くなる。

あまりこの感じ好きじゃない。

『……乙骨憂太が押し勝つに1票。』

甚爾「同じく。」

呪力と呪力のぶつかり合い。

眩しい光に包まれる。



















『傑の負け、か。』

高専には、戦いの跡が生々しく残っていた。
_______________________
伏黒甚爾side

甚爾「はぁ……なんで俺がこんなことしなきゃいけねぇんだよ……」

ボロボロになった高専内。

1つの匂いを辿る。

右手にAの式神……確か、玄武だったか...そいつが作った呪具を持って。

左手には“黄龍”と書かれた札を握って。

甚爾「……ここか。」

目の前にいるのは、もう息絶えた夏油傑の体。

右腕は欠損。

その後にトドメを刺された跡。

甚爾「本当にこれ、いけるのか……?」

垂れ下がった左手の指一本を呪具で切り落とす。

それを札で包む。

死んですぐだったのか、まだ少し温かい。

_甚爾「指を持ってくる?!」_

_『うん。玄武が作った呪具で必ず切り落として。』_

_甚爾「何するんだよ。指なんかで。」_

_『生き返らせるんだよ?』_

_甚爾「……は?」_

甚爾「っんとに、あいつの限界はどこなんだよ……」

指をポケットに突っ込んでAがいる場所に歩き出す。

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バナナプリン - 更新待ってました!!!ありがとうございます!!いつまでも待ってますので無理なさらず!!🍌 (1月5日 1時) (レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…?笑 ちょこちょこ修正はしてます! コメントありがとうございます! (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました?おもしろいです! (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇‍♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://thjkar.smd1209  
作成日時:2023年9月24日 4時

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