🐉 ページ23
男主side
『えっと……?あ、豚肉豚肉。』
今日は1人で買い物。
灰原は甚爾さんと任務に行っている。
任務と言っても、僕のお父さん、神式家現当主の護衛だ。
甚爾さん、こういう仕事嫌がると思ってたけど、ただ立ってるだけで相当な額もらえるから引き受けたな。
僕はそんな2人のために美味しいものを作りたいからスーパーに来ている。
呪詛師なのにそんな呑気に買い物していいのか〜とか言われそうだけど、僕を殺しに悟とかが出向かなければ死ぬことは無い。はず。
??「離反した方がそんな優雅に買い物して大丈夫なんですか。」
聞き覚えのある声。
記憶に残っている声より少し重く、気だるげな声色。
気配で分かる。
昔より全然強い。
『これはこれは。』
『元サラリーマンの七海君じゃん。』
七海「その言い方やめてください。お久しぶりです。」
『随分とガタイが良くなったんだね。岩みたい。』
七海「失礼ですね。」
七海に殺意は無いみたいだね。
……いや、なんで??
気絶された挙句、唯一の同級生の亡骸を奪って消えたのに。
『恨んでないの?』
七海「……貴方は理由が無い限りあのような行動は起こさない方でしょう。
貴方の術式は五条さんでも分からない部分が多い。その“分からない部分”で灰原に何かアクションを起こしたのでしょう。」
『うわ、頭良すぎて僕頭痛くなってきた〜』
七海「座学毎回10だった人が何を言ってるんですか……」
とりあえず買い物を済ませて、買ったものを式神に託す。
七海「便利な術式ですね。私も1体欲しいくらいです。」
『貸すことくらいだったら出来るよ?基本なんでも出来るから。』
なんて、血の染み込んだ御札をチラつかせる。
『この御札に少し呪力を込めれば式神が召喚される。あ、召喚したら僕の呪力が使われるとか全然無いから気にしないで。僕の血と髪自体に呪力が篭ってるから、量でその式神の等級が変わってくる。日常的に手伝って欲しいなら1級レベルの式神でいい?』
七海「そんなことして、居場所とかはバレないんですか。それに、同じ式神を複数召喚は出来ないと聞きましたが。」
『僕の術式っていうのはバレるけど、僕の居場所は特定されないから安心して。複数召喚出来なかったのは昔の僕の実力の問題だし。今は何体でも出せるよ。』
なんてピースすると、ため息をつかれた。
幸せ逃げるよ。
あ、御札は何枚か渡してあげた。
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バナナプリン - 更新待ってました!!!ありがとうございます!!いつまでも待ってますので無理なさらず!!🍌 (1月5日 1時) (レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…?笑 ちょこちょこ修正はしてます! コメントありがとうございます! (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました?おもしろいです! (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗 | 作者ホームページ:http://thjkar.smd1209
作成日時:2023年9月24日 4時