これでいいでしょ？【呪術廻戦】【男主】

🐉 ページ22

男主side

『んｯ……ふ、ぁｯ、』

しょぼしょぼする目を軽く掻く。

目の前には口を半開きにして寝ている甚爾さんがいた。

大きくてゴツゴツとした手は僕の腰に回されている。

……動いたら起きちゃうかな。

しばらくモゾモゾしていると、それに気付いた甚爾さんが目を覚ましてしまった。

『ぁ、ごめん、起こしちゃって。』

甚爾｢んﾞ…………どっか行くのか、？｣

『いや、特に用事は無いけど、目覚めちゃって。』

甚爾｢んじゃ二度寝だな。多分お前、立てないし。｣

スルッと優しく撫でられた腰。

体がビクッと反応した。

昨日のことを鮮明に思い出す。

甚爾｢ふはっ、顔赤。｣

『ｯｯ！！甚爾さんの馬鹿……』

甚爾｢……そういうの、｢煽り｣って言うんだよ。｣

『わｯ、えｯちょｯ、甚爾さｯ、』

また僕はベッドに縫い付けられた。
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『……甚爾さんの馬鹿ぁｯ、』

甚爾｢悪かったって。でも、よがってたじゃねぇか。｣

『1ヶ月禁止にするよ。』

甚爾｢それは勘弁。｣

腰もお尻も喉も、というか全身痛い。

昨日もシて、今日も朝からシて……

この人の性 欲どうなってんの……

ｺﾝｺﾝｯ

灰原｢Aさぁん！“お客様”が来てます！｣

甚爾｢……行ってくる。｣

甚爾さんはいつも使っている呪具を掴んで部屋から出ていく。

久しぶりの“お客様”だなぁ……

最近は懲りてもう来ないと思ってたのに。

やっぱりあの小学校の時の残穢かなぁ……

もしかして僕の首に懸賞金がかかったとか？

うわぁ……有り得る。

ｶﾞﾁｬｯ

少しして甚爾さんが血濡れて帰ってきた。

……なんで焦らないのかって？

だって、全部“お客様”の血だから。

『血濡れたまま部屋来ないでよ……床が血で汚れたら大変なことになるよ。』

甚爾｢どうせ掃除しに来るんだからいいだろ。｣

『手間がかかるの！！』

この人、どんな式神よりも調教しずらいし頑固だ……

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