これでいいでしょ？【呪術廻戦】【男主】

🐉 ページ19

男主side

『ん〜禍々しいねぇ…』

2016年11月。

僕が呪詛師認定されて10年。

風の噂で、悟は教師になったと聞いた。

前に1度だけ、悟を見かけたけど、サングラスから包帯になって不審者みたいな格好だった。

でも明らかに、最後の記憶の悟より強くなってる。

そして、6年前ぐらいから現れた禍々しい呪力の塊。

『特級過呪怨霊、祈本里香……これは、』

傑が黙ってないだろうね……

僕の膝に頭を乗せて寝転がっている甚爾さんの頭を撫でる。

なんか、大型犬撫でてる気分…

そんな可愛いものじゃないけど。

『最近呪霊が全体的にレベルが上がっている気がするし、量も増えた上にこの呪力の塊。』

甚爾｢俺は見えねぇから分かんねぇけど、すげぇのか？？｣

『まぁ、特級過呪怨霊の被呪者が被呪者だから。

たぶん傑が仕掛けに行くだろうけど、最悪傑、死ぬね。』

甚爾｢へ〜…まぁ、俺その夏油とか言うやつ好きじゃねぇから死んでくれたら万々歳だな。｣

『こら。』

軽く甚爾さんの頭をコツンと叩く。

甚爾さんは甘えるように手に頭を擦り寄せる。

甚爾｢アイツなんかいなくても、俺がいるのによ。｣

『！！はぁ、なんでそんな可愛いの……』

甚爾｢なｯ！！可愛くねぇ！！おい！！グリグリすんな！！｣

ｺﾝｺﾝｯ

灰原｢Aさん、甚爾さん失礼しまーす！

……あれ、お邪魔でした？｣

甚爾｢邪m((『甚爾さん。』……ﾁｯ｣

『大丈夫だよ。頼んでたもの、わかった？』

灰原｢はい！乙骨憂太は五条さんがしばらく預かるみたいです！とりあえず、秘匿死刑は保留かと！｣

『そっか。ありがとう。』

灰原｢いえ！失礼しました！！｣

元気よく挨拶して出ていった灰原。

もっと七海に会いに行きたいとか駄々こねると思ったけど、大丈夫そうで良かった。

甚爾｢アイツ邪魔。｣

『いい子じゃん。』

そんな灰原を毛嫌いしている甚爾さん。

まぁ、灰原は甘え上手だし、正直だし、甚爾さんとは真逆のタイプだから嫌いなのかも。

打ち解けたら結構仲良く出来そうだけど……

もう9年は経ってるんだよね。

進歩が見られないよ……

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