🐉 ページ13
夏油傑side
夏油｢これ、はｯ、｣
壁、床、天井。
あらゆる場所に飛び散った血痕。
床には、人“だったであろう”塊が百何十人も転がっている。
その真ん中に立っている悟は、理子ちゃんを抱えて、ボーッと一点を見つめている。
五条｢遅かったな傑。いや、早い方か。
都内にいくつ盤星教の施設があるって話だもんな。｣
そこにいた悟は、悟であって、悟じゃない気がした。
五条｢硝子には会えたんだな。｣
夏油｢……あぁ、治してもらった。私は問題ない。｣
布から見える理子ちゃんの手。
夏油｢いや、私に問題なくても仕方ないな。｣
五条｢俺がしくった。オマエは悪くない。｣
悟は、下に転がっている塊には見向きもしない。
五条｢……全部、Aがやった。｣
夏油｢……は？｣
五条｢Aが、ここにいる全員を殺して消えた。｣
嫌な汗が背中を伝った。
最初に思ったのが｢有り得ない｣という言葉。
Aは、平和主義だ。
喧嘩は嫌いだし、いつも私達の喧嘩の仲裁役だった。
非術師を守るのが当たり前だと、Aは言っていたのに。
五条｢3人で最強だって、言ってたのにな。｣
そう言って、悟は歩みを進めた。
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男主side
甚爾｢お前、俺を生き返らせて、殺されるとか思わなかったのか？｣
『はい。昔から貴方のことは“信じてる”ので。』
悟に一度は殺された人が今、五体満足でピンピンしている。
抉られた脇腹と、一度吹っ飛んだ腕には、呪印が刻まれている。
『生き返らせたからには、働いてもらいます。
人殺しは許しが出る以外はNG。基本は呪霊を祓います。
ちゃんとその都度報酬もあります。』
甚爾｢ガキの癖に金持ちアピールかよ。お前、人殺したんだから強制的に呪詛師認定だし、すぐ金無くなんぞ。｣
『それは無いですね。僕の裏には神式家が付いているので。』
神式家は、次期当主が何しようとも、ついていくのが掟になっている。
その掟を破った者は殺される。
甚爾｢……それ、御三家に潰されんじゃねぇの？｣
『それはありませんね。五条家を抜いて、神式家に勝る家系は無いので。厄介なのは五条家の五条悟くらいです。』
でも、悟の事だから僕を殺すなんてしないだろうけど。
態度はクソみたいな奴だけど、人を殺したって分かってたはずなのにあの場で僕を殺さなかった。
それだけで分かる。
『(大丈夫、もう迷惑はかけないよ。)』
最初で最後さ。
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バナナプリン - 更新待ってました！！！ありがとうございます！！いつまでも待ってますので無理なさらず！！🍌 (1月5日 1時) (
レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…？笑 ちょこちょこ修正はしてます！ コメントありがとうございます！ (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました？おもしろいです！ (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗 | 作者ホームページ：http://thjkar.smd1209
作成日時：2023年9月24日 4時
