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三年となれば魔法を応用で使う方が増えてくる。しかし実技も大事だが、基礎である筆記も出来ないと話にならない。
久しぶりに会った生徒たちは変わらず元気そうだとジルは内心安心した。
『授業始めるぞ』
個性豊かな生徒だが、来年に課外授業が控えてるとなると真剣に取り組むのもが多くなる。ましてや、真面目な生徒が多い三年は面倒くさそうにしているのは、悪びれもなく大きな口を開けて欠伸をするレオナぐらいであった。
『時間が空いてしまったが、今日は今までの復習としてテストをする。お前らは問題ないだろうが念の為な』
イデア「ちょ…筆記テストとか聞いてないんですけど…いきなり言われても困りますよ…こちとらなんでも出来るヒーローな訳じゃないんですから…」
『聞こえてるぞイデア、今日は大目に見るが次は実技でテストするからな…ちゃんと来いよ』
イデア「は、ふぁい…はぁ…なんで二文字で噛むの…陰キャだからって絶対思われる…はぁ…」
タブレットからブツブツと聞こえる言葉に、姿は見えないが相変らす元気だとジルは笑った。イデアは滅多に授業に出ないが、研究を手伝ってもらっているジルには頭が上がらずに、時より教室に姿を見せることがある。白い顔をさらに白くさせ心底顔に帰りたいとでかでかと書いてあるが。
『それと、次の実技のテストが終わったら俺の同僚を呼んで実際に戦ってもらう…俺お墨付きで、強い奴らだ、ちゃんと戦えるように備えておけよ』
面倒くさそうにするもの、ニヒルに笑みを浮かべるもの、興味が全く無いもの、怯えるもの反応はそれぞれ。この生徒たちをあっと言わせるような実力はリクルーター達が持っている事をジルは理解をしていた。
何も騒ぎが起きないことを願うばかりだが、きっとそれは哀れな願いとなるのだろうと、ジルは頭の片隅で考えていた。
『よーし、テスト行うぞ答案用紙を配るから後ろに回せ』
トレイ「先生、一ついいですか？」
『なんだ？』
トレイ「その同僚の中には、この学校の卒業生はいるのですか？」
ジルというこの学校の卒業生がリクルーターをしているのだ、確かに他のリクルーターもこの学校に関わりがあるのではないかと思うだろう。他の生徒も興味があるのか、答案用紙から顔を上げてジルを見つめていた。
『居ないな』
トレイ「じゃ…他の名門校を？」
『いや、アイツらは独自に魔法を覚えたからな』
トレイ「！？そんな事が可能なんですか？」
『マスターが居るからな』
トレイ「マスター？」
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ラム - 分かりました更新頑張ってください応援してます (2021年4月15日 17時) (
レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まいく(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます。残念ながら画力が無くイラスト化する事が出来ないです: :すみません (2021年1月13日 2時) (レス) id: af86ca4274 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月24日 14時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいく | 作成日時：2020年10月4日 15時
