▼２回目 ページ20
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A「そうなんだ!!嬉しいなあ。
じゃあさ、月島くんはスイーツでは何が好き？」
月島「あの、男の人でスイーツ好きとか
..嫌じゃないんですか。」
私の質問に
珍しくも、少し寂し気な声色で
月島くんは聞いてきた。
A「..どうして？」
月島「だって、男で甘いもの好きとか
..あんまり居ないし。」
A「んー..確かに、男の子では珍しいかもしれないけど、
女の子って、スイーツが好きな子が多いから。
自分の好きなものを一緒に美味しく食べれるって
私は幸せなことだと思うなぁ。」
月島「...ふーん。...なんかいいですね。」
A「!でしょっ？
私、クレープは苺が好き!!」
そう言った瞬間
ズイッと
顔の近くまで、差し伸ばされたのは
さっきまで月島くんが食べていたクレープ
A「..ぇと、これ。」
月島「はい、ひとくちドーゾ。
Aさんの好きなイチゴです。」
A「っっ..//」
私を見下ろしながら
うっすら口角を上げて言う月島くんはずるい。
まるで、この後の私の反応を楽しむかのように。
月島「あれー？
さっきまで物凄く食べたそうな顔してたじゃないですかぁ。
あ、まさか間接キスとかそーゆうの
考えてたりします？」
A「!?..ち、ちがうから!!
じゃあ食べちゃうからね!!」
パクッ
モグモグ
ゴックン
月島「..いや、顔赤すぎデショ。」
A「//いいの!!..でもこれ。
すごく美味しい、やっぱりクレープは苺だねっ!!」
やっぱり少し恥ずかしかったけど、
クレープがあまりにも美味しかったから
つい笑いかけてしまうと、少しだけ目を逸らされた気がした。
月島「ッ..//なんか悔しいんだケド。
ちょっと、生クリームついてるから。」
そう言って、いきなり伸びてきた手に
反射的に目を瞑った。
唇に柔らかな感触
それが月島くんの指だということに
さほど時間はかからなかった。
ついていたであろう生クリーム
唇を指で優しくなぞり
私の目の前で、ペロリと舐めた。
月島「ごちそーさまデシタ。」
A「〜〜〜っっ///」
これじゃあまるで少女漫画の１ページみたいだ。
クスクスと笑っている月島くん
もう、またやられた!!
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作者名：R. | 作成日時：2016年7月12日 14時
