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▼ひたむきな光 ページ15

――――――――――――
黒尾 Side. ―――――









祭会場に向かって、まだ数十分


さっそくのヨーヨー掬いから


金魚掬い









今俺の隣には、浴衣姿のA。









普段は制服、部活ではジャージ姿しか見たことがなくて


てっきり私服だと思っていた俺は


予想外の浴衣姿に内心、柄にも無く緊張している。









普段見ない髪型、浴衣に合わせた淡いメイクも


いつもとはまた違う雰囲気で、すげー可愛い。









まぁ一応、俺でも


今まで普通に恋愛して


それなりに、女の子と付き合ったりもした。








けど、バレーが何より優先になると


いつの間にか、気持ちも想いもすれ違い


結果として、振られて終わる。


要するに、相手を大切にしてやることが出来なかった。









A「は、初めまして!1年3組の片瀬 Aです。

 バレーの知識はまだまだですが、

 みなさんのサポートが出来る様、一生懸命頑張ります!

 宜しくお願いします!!」








Aがバレー部に入部して


元々、女マネが居なかったこともあり


部員全員が喜び、歓迎した。








A「ナイスブロックです、黒尾先輩!!」


A「虎、ナイスキー!!

 夜久先輩も、ナイスレシーブです!!」








ひたむきで、真っ直ぐで


いつでも笑顔で、部員全員に声をかける。


そんなAが、いつしか


俺の中で特別な存在になっていた。








時には、疲れている俺達を気遣って


手作りの差し入れを作ってきたりもする。








A「皆さん、お疲れ様です!!

 少しですが、これ、食べてください!!

 そして、明日も一緒に頑張りましょうっ!!」


山本「うおおおおおおおおお!!

 ついに..憧れの..女子の差し入れ!!」








そこに並ぶのは、手軽に食べれる


おにぎりやサンドイッチ


色合いも見た目も美味しそうなおかずや


デザートまで








孤爪「..A、ちょっと頑張りすぎじゃない?」


A「えへへ、みんなのこと考えたら

 ちょっと張り切っちゃった!

 あ、研磨の好きなアップルパイもあるんだよ!!」








そう言って、研磨に手作りの小さなアップルパイを渡すA。


研磨もなんだか嬉しそうだし


最近では、あの研磨が自らAの話をしてくる様にもなった。









それにしても、料理も得意なのか。








でも、ちょっと頑張りすぎじゃねーか?


部員全員の分なんて相当だぞ。









.

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設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 赤葦京治   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:R. | 作成日時:2016年7月12日 14時

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