▼待ち合わせ ページ2
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今日は、待ちに待った夏祭り
夏休みが始まる1ヶ月くらい前から
梟谷高校の木兎先輩に
毎年開催される近くのお祭りに行こうと誘われていて。
合宿最終日の今日
せっかくのお祭りに、2人で行くのも何だからということで
木兎先輩の後輩で、私の幼馴染でもある京治と
合宿で宮城から来てくれている、烏野高校の月島くん
そして私と同じ音駒高校に通う、バレー部3年生で主将の黒尾先輩
合わせて5人でお祭りに行くことになった。
A「よしっ!!上手に着れた!」
みんなどんな格好で来るのかな。
きっと合宿最終日で疲れてるだろうし、ジャージかなぁ。
だったら私1人だけ浮かれすぎかな..
なんて考えながらも、鏡を見て手直し。
A「やばっっ!!間に合わなくなっちゃう..急がなきゃ!」
普段、履き慣れていない下駄に
転ばぬ様、意識を向けながらも
足早に目的地を目指す。
みんなとは夕方18:00に待ち合わせ。
新しい浴衣
お気に入りの髪飾り
いつもとは少し違う色を使って
メイクしてみたりして
A「..気付いてくれるかな。」
考えるだけで、少し顔が熱くなってくるのがわかる。
緊張はするけれど、今日を凄く楽しみにしていたから
何となく嬉しくなって、頬が緩む。
想いを膨らませているうちに
足元は、だんだんと軽快なリズムに変わり
心音までもが速くなる。
そんな中
待ち合わせの場所に、私は一足先に到着した。
A「はぁっ...着いた。みんなはまだ、かな。
良かったー。」
辺りを見渡して、みんながまだ着いていないことを確認。
少し火照った体に、外の夜風は心地良くて
近くにあるベンチで涼みながら
みんなを待つことにした。
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作者名:R. | 作成日時:2016年7月12日 14時