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gr「…そういうA姉さんはいやに男慣れしたな。」
私の手を再度握る。そこにあるかを確かめるように。伏目がちで。
私の手を頬に擦り寄せたり、はたまた私自身を抱きしめたり、好き放題だ。
「私一応婚約者いるからね〜?」
子供をなだめるようにして話しかける。
好き放題されたまま。昔に戻ったみたいだ。
私が抱っこしてたのになぁ…あんなに、小さかったのになぁ…
昔を思い出し、しみじみしていると、景色が変わった。
といっても押し倒されただけだが。
gr「A姉さん。なんで、なんで…俺を置いていったんだ。」
私の胸にすがるグルちゃん。私を見上げたその眼は…言うまでもないだろう。
小さく、なんで、なんで、と呟いている。
私はそっと抱きしめた。まだ。まだ。言うべきではない。いや、言ってはならない。
「ごめんなぁ。言えんわ。ダメな姉ちゃんでごめんな。」
こんな言葉しか言えない。これしか代用する言葉がない。
彼が求めているのはこんな言葉じゃないと知っているのに。分かっているのに。
思いでなんて。虚しいだけ。過去は永遠。私の中で消えることはない。
この子だけは傷つけないように。知らぬが仏ってやつ。
gr「約束してくれ。いつか教えると。」
「拒否権は」
gr「ない。」
ばっさり切り捨てられた。その眼は決意で固まっている。
断ることを納得させるには骨がいりそうだ。
「いつかね。」
gr「約束だ。」
そう言ったグルちゃんは手を出した。小指がたてられた、指。
ん?
なかなか反応しないのに腹を立てたのか、頬を膨らましながら、言った。
gr「指切りげんまんだゾ。昔よくしただろう。」
「もしかしてやんの?」
gr「当たり前だ。ほら、早く。」
急かすように詰め寄ってくるグルちゃん。いや実際急かしているんだろう。
私は指を差し出した。満足げな顔をして、グルちゃんは歌い始めた。
gr「ゆーびきりげんまん嘘ついたら針千本のーます。指切った!」
「久しぶりだね。これやるの。」
gr「こっちにはないからな。」
へらっと笑ったグルちゃん。私も同様に笑った。
gr「これで。契約完了だな。」
ーーgr『これでけいやくかんりょお!!』ーー
あの日のような笑顔はやっぱりまだ残されたまま。
子供だなぁ。守りたくなる。
「うん。そうだね。」
やっぱり言っちゃだめだなぁ…
満面の笑みを全身で受けながら感じた。
早々に約束破っちゃうわ。ごめんな
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あまね(プロフ) - かんけつ？！ (11月3日 12時) (
レス) @page31 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - 奏さん» それな (2022年5月6日 21時) (レス) id: 3a69aa3e59 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - メリカ(&祖国)推しよりの箱推しかぁ…僕は紳士よりの箱推しかなぁ…やっぱ推しは最高最強。 (2022年5月6日 1時) (レス) @page31 id: 4d184c9d16 (このIDを非表示/違反報告)
あっち - コーヒーゼリーさん» なんと！？自分的にヤンデレは好きなのでヤンデレとして想像しますね🥰 (2022年5月2日 23時) (レス) id: 5fe27f9bd7 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - あっちさん» ヤンデレ…。さぁ?どっちなんでしょうねぇ。純愛か。ヤンデレか。自分はヤンデレだと思ってるだけかもしれませんしねぇ。ご想像にお任せします。 (2022年5月2日 20時) (レス) id: 3a69aa3e59 (このIDを非表示/違反報告)
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