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プロローグ ページ2

声が聞こえる。

アイツらの声が

敵の声が


もう直に追いつかれる。ならば、


私は立ち止まった。


yr「何してんの⁉早く逃げないと!二人で生きるって約束したでしょ⁉」



ごめん。ユーリごめん。その約束はもう守らない。



私は振り返って精一杯の笑顔でこう言った。



「ユーリ、生きる希望をくれて、私を生かしてくれて、一緒にいてくれてありがとう


大好き。儚く美しいユーリが、強いユーリが、優しいユーリが、私はこの世で一番好き


ごめんね。約束守れないや。ユーリが幸せになる事を選んで生きて欲しい。」






yr「何言ってんの?私の幸せはあんたと生きる事だけだよ?」




涙ぐんだ瞳でユーリが見つめてくる。


でも、ごめんね。ユーリ。




「ユーリにもきっと素敵な人が見つかる。」


yr「あんた以上のいい奴なんていない」


「ユーリだけには生きて欲しい」


yr「あんたがいない世界なんて、私は生きたくない」


「ユーリが後悔しない選択を選んでほしい。
私はこの場でユーリを守らなかったらきっと一生後悔する」


yr「いやだ。いやだよ。一人にしないで。」


「一人じゃないよ。私は君の中で生き続ける」



地面ににユーリの雫が一つづつぽたりぽたりと落ちる。

それと同時に私の頬にも雫が伝う



「ユーリ。大好き。」




そう言った瞬間。弾丸が私を貫く。私の心臓付近を


視界が反転する。倒れたんだ。



yr「お願い!まだ生きて!助かるまだ絶対!」



すぐにまた次の攻撃が来る。

私はユーリに覆いかぶさった。



その瞬間弾丸が飛ぶまっすぐ私、いやユーリをめがけて。


生きて欲しい。ユーリには、


弾丸が私の身体を貫く。何度も何度も。


体が熱い、でも寒い。


ユーリの絶叫が響く




yr「いやだ。いやだ、いやだ」




ユーリは泣いている。大粒の涙を零しながら。頭を抱えながら。


私の横に丁度コルチカムが咲いていた。



私はそれを一つ取りユーリに渡した。




「大好きだよ。ありがとう。ごめんね。またいつか会う日まで。」




眠くなってきた。


全身から意識を吸い取られているような感じだ。



”ああ、死ぬのか”



それだけしか思わない。


ただ、



「ユーリの腕の中で死ねるなんて、私は幸せ者だね。」



yr「〜〜!〜〜〜〜!!〜〜〜〜!!」




ユーリが何か言っている。だがそれすらも聞き取れない。


そこで私の意識は途切れた。


――――――――
コルチカムの花言葉

私の最良の日々は過ぎ去った

転生ってあったんだね!→←せってー(変えたよ!)



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設定タグ:wrwrd! , ギャグ , 悪役令嬢   
作品ジャンル:ギャグ
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コーヒーゼリー(プロフ) - 夜行猫さん» 申し訳ございません!もうすでに決まってるんです💦考えてくれてありがとうございました! (2022年3月19日 22時) (レス) id: 3a69aa3e59 (このIDを非表示/違反報告)
夜行猫 - ひとらんらんさんの能力復讐ノ心ヲ持ツ者で...⁉ (2022年3月19日 22時) (レス) @page32 id: 411c3046fc (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - える@zm推しさん» 誤字のご指摘ありがとうございます!!なんか怖くなってますね…なおしときます!! (2022年3月8日 15時) (レス) id: 3a69aa3e59 (このIDを非表示/違反報告)
える@zm推し - ページ16のhtさんのセリフの「さいたらすっごい綺麗なんだよ!」の所漢字が違いますよ!咲いたらが裂いたらになっちゃってます!なんか怖くなってますね、、、 (2022年3月8日 1時) (レス) @page16 id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - るきあさん» リンちゃんもリ〇ル君も好きです。転スラには手を出したいが沼に入ることを怯えています:(;゙゚''ω゚''): (2022年2月6日 17時) (レス) id: 3a69aa3e59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コーヒーゼリー | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年10月24日 18時

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