【ONE PIECE】無自覚ドSと一般人【サボ】part3

58.弁当 ページ9

「サンジー...腹減ったから弁当出してくれ」





「ダメだ、ビビちゃんの許しがねェからな」
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サンジに一蹴されたルフィは、今度は標的をビビちゃんに変えて話しかけた







「なぁビビ、腹減ったから弁当食おう！」








ルフィにいきなり水を向けられたビビちゃんは急に話し掛けられて少し驚いていたが、苦笑しながら答えた






「うーん...じゃあ、次に岩場を見つけたらそこでお弁当食べましょうか」






「岩場ァ...？」






砂漠に岩場なんて早々ねェだろ...と周りを見渡しながら言ったゾロの言葉に、ルフィが目に見えて落ち込む






「えぇ...もう俺腹減って歩けねェよ...」






「俺も毛皮じゃ暑くて疲れるなァ...」






先程水を噴き出していた時の元気はどこへやら、すっかり意気消沈して頭を垂れた彼に続いてチョッパーやウソップもげんなりした声を上げる





尤もチョッパーに関してはゾロに運んで貰っているので文句を言えた立場では無いと思うが、あんなにもふもふの毛皮を全身に纏っていれば流石に暑そうに見えた





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