【ONE PIECE】無自覚ドSと一般人【サボ】part3

76.大砲 ページ27

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「ははっ、海賊だったらこんなの日常茶飯事だぞ？」









こんなんでビビってちゃ、Aは海賊にはなれねェな！といい笑顔で言ったエースさん。









『海賊になる予定無いんで、大丈夫でーす』









こんな四六時中追いかけ回されるのなんて、とてもじゃないが神経が持ちそうにない









そんな思いで背後を振り返ると遠くの軍艦に積まれた大砲の砲撃口が、黒々と不気味に口を開けているのが見えた









更にその奥で、遠いせいでぼんやりとしか見えなかったが海兵達が大砲の導火線に火を付けた事が分かる









『...！』









大砲の標準は、まっすぐ私に向かっていて









あのぐらいの大きさの砲弾速度は、秒速1700mだったか、2000mだったか









どちらにせよ、避けることが出来ないのは目に見えていた









『武装色、硬化____！』









砲弾が着弾する前に少しでも保身を、と武装色を纏った腕を前に突き出す









「！ッA？！」









最後に聞こえたのは、エースさんの声だったか









それとも、砲弾の爆発か









砲撃音とほぼ同時に襲って来た腕への衝撃に、私は堪らず意識を闇へ溶かした






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