Aquarium(2)

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side:Takahiro






真「2人は知り合いだったん？」



秀「そうそう〜、俺と宇野ちゃんは高校の同級生！」



実「この前、本当に偶然会ったんだよね(笑)」



秀「結構テンション上がったよ！」



真「そうなんや、すごいな(笑)」








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真「俺とAも高校からの付き合いやで」









.







やっぱり、当たってたんだ
あの男は全部與だったんだな







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秀「えぇ！すげぇ！」



真「高校も大学も会社も全部一緒やねん」



秀「大学も、ってことは宇野ちゃんも一緒？」



実「そうだよ」






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実「大学の時は話したこと無かったね(笑)」



真「Aの友達ってのは知ってたで？」



実「こちらこそ、Aの彼氏ってのは知ってたよ？」



秀「んだよ〜意外と仲良いじゃんか！(笑)」









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実「あれ？高校も一緒ってことは...」







宇野ちゃんが何かに気が付いたみたいに
俺たち3人を交互に見る









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秀「あ...たしかに！」



実「3人とも同じ高校ってこと！？」








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真「...そういうことやな(笑)」








與は無邪気な笑顔で笑って









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真「...Aの幼馴染の西島やろ？」





俺にそう笑いかけた







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何だろう、その笑顔の裏に見える
冷たい何かは







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隆「...そうだよ」







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真「話には聞いてたんやけど...」



真「こうやって話すのは初めてやな」










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真「Aはよく、俺に西島の話するんやで(笑)」



真「なぁ...A？」








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與がAに話を振ったと同時に
誰が見ても分かるくらい肩をびくっとさせて









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「...う、うん」








泳ぐ視線、小さくなった体
その姿に思わず手を伸ばしかけた









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