わ.い.わ.いさん ページ3
◎お題：【君が泣いてる気がしたから】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。
視界の端に誰かの足が映る。ぐちゃぐちゃの顔を見られたくなくて腕に押し付けた。一体誰、だなんて愚問だ。こんな時に来るのはあの人しかいない。黙ったままで居れば髪の毛が掬われる感覚。耳をなぞった手はひんやりして気持ちいい。「なんで来たの」「君が泣いとる気ぃしてなあ」誰のせいよ、バカ。
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◎お題：【なんて楽しそうな顔】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。
ガチャガチャとコントローラーを操作する彼女はゲームに没頭している。口元に薄ら笑みを携えて先に進むが、画面には髪の長く青白い生気の感じられない女が映っている。おどろおどろしいBGM。薄暗くした部屋。暖房もつけていないので薄ら寒い。ホラゲーしながらその表情て。「なんちゅう楽しそうな顔」
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◎お題：【忘れないで】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。
忘れんといて、って言った癖に自分は女の子ナンパして20分も遅刻ですか。ふぅん。じゃあ私も他の人と遊ぶから勝手にすれば？そう言って携帯を取り出して電話を掛けた瞬間、腕を掴まれる。眉を下げて困った顔をしながら携帯を切られた。「ごめん、せやけどそれはホンマに嫌や」ナンパは否定しろよ、バカ
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◎お題：【あの日に戻れたら】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。
あの日に戻れたら俺やなくて佐藤くんを選んで今と違う人生を歩んでみたい、と言う。佐藤て誰やねんと思いつつ彼女の話を黙って聞く。たまに相槌は打つ。めっちゃ夢見てるけど戻れたらの話な。「でも佐藤くんと付き合っても結婚する人は変わんないと思うんだ。運命ってやつ？」なんやそれ、可愛すぎひん
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作者名：小夜子 | 作成日時：2018年3月13日 19時
