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私はある程度の荷解きを終え階段を降りていく。さっきと同じ部屋に戻ると、そこにはもうすでに荷解きを終えた秋がいた。案内してくれた渡瀬先輩と男の先輩が2人いる。とりあえず私は秋の横にある椅子に座った。

満「来たな!私は2年の渡瀬満月だ!そんでこっちが、」
?「御坂椿です。高等部3年生です。よろしくおねがいします。」
?「俺は阿斗里時雨。一応この寮の寮長だ。」

秋「佐鳥秋です。よろしくおねがいします。」
春「鈴峰春華です。よろしくおねがいします。」
時「あと菜々さんの紹介だな。」

キッチンからは1人の女性が出てきた。その人は私達を玄関で出迎えてくれた人だ。その女性はタオルで手を拭きながら自己紹介を始めた。

?「私は桜木菜々。この如月寮の寮母よ。2人ともよろしくね。」
春「よろしくおねがいします。」
奈「あ、それとお昼ごはんはパスタでいいかしら。」
秋「はい。大丈夫です。」

この寮はいい人ばかりでこれからの生活は楽しくなりそう。そんな期待も胸に私は先輩方と雑談をしていた。そんな時、また玄関から声が聞こえたのだ。それに対応するように菜々は玄関の方へ。その後、すぐに渡瀬先輩と御坂先輩を呼ぶ声も聞こえた。

御「きっと新入生かな。」
阿「そうかもな。今年は俺らの寮には全部で6人の収入生が来るからな。」
渡「じゃあ残りの4人のうちの誰かってことか。」
呼ばれた2人はそのまま玄関の方へと向かっていった。残った阿斗里先輩はこうも言った。

阿「いや〜、これでこの寮もまたうるさくなりそうだ。」
秋「そういえば今この寮にいるのは何人くらいなんですか。」
春「そういえば。」
阿「えっと、今年の人数を合わせると12人かな。菜々さんもいれれば13人か。」

寮はもっと人が多いと思っていたけどそんなことはなかった。それでも1年生はあと4人か。どんな子が来るのかな。

渡「とりあえず女子の方は部屋に行かせたよ。多分、もう少しすれば来るよ。」
御「また男女ペアで来るなんて思いませんでした。」
渡「そういえば2人は一緒に来たけど、カレカノ?」
春・秋「違います。ただの幼馴染です。」

息を合わせたかのように返答がとてもきれいにそろった。そんな中、この広間のドアが開かれた。そこには少し金髪に近そうで、チャラそうな男の子が立っていた。

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作者名:藍咲 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2021年1月20日 15時

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