４【ヒーローになる理由】 ページ7
体育祭が近づいてきてみんなもざわつき始めた
体育祭は殆どのギャラリーがヒーロー科が目当てだ、しかも今年は１年にしてヴィランと戦ったことで有名になった俺のクラスの株が上がりまくっている
だけど普通科の人間はヒーロー科の試験に落ちて普通科に入った奴らが多いつまり普通科からしたらヒーロー科は目の敵なのだが
本当に面倒くさい
そして、やたらと気合いの入ってる麗日さんはちょっとだけ面白い
どうやら家族のためにヒーローを目指しているようだ
(家族のため…か)
俺がヒーロー科に入ったのは逃げるのをやめるため守れるように力をつけるため
自分のためにヒーローになる
『ヒーローになる理由…か』
轟「？、どうしたんだ急に」
『轟はなんでヒーローになるんだ？父親がヒーローだからか？
それとも…父親を否定するためか？』
俺かそう問いかけると珍しく蕎麦を食べるのをやめて俺を見る
その顔は怒ってるように見えるけど本当はただ不機嫌なだけ
轟「…そう言うお前はどうなんだ」
『俺は…』
自分のためにヒーローになる
そう思ってるしそれが理由だ
なのに…何故かしっくりこない
『なんでだろうな…？』
轟「お前…それでよく試験に合格したな」
『天才なんで』
轟「才能を使うところを間違ってると思うぞ」
『そうか？』
俺かヒーローを目指す理由
もしかしたら轟と似てるのかもしれない
俺は…父親の生き方を否定するためにここにいるのかもしれない
それから数日が過ぎてクラスも学校も体育祭のために特訓をするやつが増えた
「お兄ちゃん…夕飯、私が作ろうか？」
『いや、もう終わったから…今から作る』
俺は片手の親指だけで支えて腕立てしていた形から足を上に上げて少し飛ぶように立ち上がる
『のぞみ、手伝ってくれるか？』
「う、うん！//」
俺はのぞみが用意してくれたタオルを受け取って軽く汗を拭いて袖をまくる
「体育祭お兄ちゃんなら余裕だね、いつも一番だったもん」
『…どうだろうな、流石に簡単には１位にはなれないだろうな』
「…変わったね、お兄ちゃん」
『そうか…？』
「うん、いい方の意味で」
『なら、良かったﾆｺｯ…
あ、お前！泥だらけのままで家入ってくんな…！』
俺は腕を止めて泥だらけで入ってきた奴を担ぎ上げて風呂の中に放り込む
「変わったよ…いい意味でね。私からしたら
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マコ。 - めっちゃ面白いです！続き待ってます！無理をなさらないようにお願いします (4月18日 8時) (
レス) @page20 id: 93d48d551a (このIDを非表示/違反報告)
土方レモン(プロフ) - 続き待ってます!!更新頑張ってください！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: fe9b87b91a (このIDを非表示/違反報告)
アリス - すっごくおもしろいです！！続き気になります！！更新楽しみにしてます！！ (2020年1月1日 22時) (レス) id: 6baede7e5c (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 続き気になる!!、更新頑張ってください!!!! (2019年9月15日 19時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
雪宮暦 - めっちゃ続き気になります！ 更新頑張ってください (2019年6月2日 23時) (レス) id: 8bc008a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜 | 作成日時：2019年1月31日 15時
