転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍８[stpr]

発狂375回目 ページ42

愛菜side


Aが呆れた顔でさとみ君を連れ去ってから、私も適当に撒いて二人を探した

やっと見つけたかと思えば、さとみ君が一人でうずくまって泣いていた


泣き顔結構可愛かった←はいクソ



これだけ泣いてると言う事は、きっとAと何かあったのだろう

喧嘩してたっぽいし、それもきっと言いたくない事をつい言って言われて…か…←頭良すぎな件について





Aを探すも、どこにも見つからない



『ﾋｯｸﾞ……ｸﾞｽｯ……うぅ……』



泣き声が聞こえる方へ行くと、案の定Aが縮まって泣いていた
ここはかなり離れている
どれだけ走って来たんだろう



愛「A、やっと見つけた…」



私に、気付いたAが思いっきり飛びついてくる



『愛菜ぁ！！』
愛「ｵﾌｯ」



はっ倒されそうになるがなんとか堪える



『愛菜ぁ！私…どうしたらいいの……。さとみ君に……さとみ君に……酷い事言っちゃったぁ！！』



小さい子の様に泣きわめくA



愛「悪いけど、5分後に集合かかるから取り敢えず泣き止んで顔洗おう」



しゃっくりをしながら泣き続けるAを引っ張って水道まで連れてく



『ﾋｯｸﾞ……ﾋｯｸﾞ……』



顔を洗い終えたAは鼻が真っ赤だ



『トナカイみたい…だねw』
愛「ポーカーフェイスしたって、相棒にはわかっちゃうもんだよ」



Aが下をうつむく
そしてさとみ君も、また生徒の前では笑顔を振りまく
ったく…、この二人は何かが同じなんだろうねぇ




--------------------------------------
さとみside


Aと喧嘩してからずっとモヤモヤする
早く謝りに行かなきゃいけないのに、Aが見つからない



愛「せんせー、これ」



弥橋から突然一枚のメモ帳を渡される



--------------------------------------

　さとみ君へ


　 深夜の11時に、

　 寮の裏で


--------------------------------------



少し雑に書かれたこの字はAだ
深夜と言う事は抜け出すつもりだろう
これをきにしっかり謝らなきゃ…



愛「んじゃこれで」



遠くに走っていく弥橋を引き止める



さ「弥橋！」
愛「？」
さ「Aに…、Aに……わかった…って、伝えといてくれ」



頭の上ででっかい丸を作って走り去っていった
ったく…、なんか、Aと似ているところ…あるよなぁ

発狂376回目→←発狂374回目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す