転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍８[stpr]

発狂357回目 ページ23

Aside


しばらく部屋にいた
ただそれだった
何の予兆もなく、いきなり聞こえてくる



ﾄﾞｶｧｧﾝ!!!



大きな爆発音と同時に建物が大きく揺れる



す「『！？』」



全員がすぐに私の周りに集まってくる
私の事を守るように囲まれる
と、館内放送が流れる



「お客様にお知らせいたします。只今、A練のボイラー室にて爆発が起こりました。お部屋にいる方は、避難経路を確認の上、すぐさま外への避難をお願いします」



みんなが一斉に動き始める



な「誰か、避難経路の書かれている紙探して」



待てよ？
ここはA練
ボイラー室って確か……



莉「なーくん、ヤバイよ……」
な「どうしたの？」
る「ボイラー室って……この部屋のすぐ横です……」



そうだよ…
部屋に入る時見えた
今私達がいる大きな部屋の2倍はある……



さ「とりあえず、外に出よう！」



みんな脱いでたジャケットを着直してドアの方へ



さ「……っち！開かねぇ！！」
『さとみ君、どいて』



ﾊﾞｧｧﾝ!



銃声かって言うほどの大きな音を出して扉を蹴飛ばす



な「よし、出よ…っ！？」



ボイラー室の横にある非常階段が火に囲まれている



な「向こう側の非常階段使おう」



みんなが走り出す
私もそれについていこうとすると、後ろから何かに捕まった



『んー！』
？「…動くな」



口を塞がれる
こいつ……火の中から出てきた！？
火の中からは気配わかるわけねぇだろ！？
それに、防火服を着てる
こいつが爆発を起こした犯人だろう
さっきの爆発でここまで火が渡るのは、自然じゃ考えにくい
もし自然爆破だとしても、予兆のないはずがない



る「…A、……A！？」



横についていくはずの私がいない事に気づいたるぅちゃん



な「るぅと君？……Aは！？」
さ「おいお前！何してる！」



最初に気がついたのはさとみ君
さとみ君につられて気がついたみんなが、足を止める
るぅちゃんが走ってくる



ｶﾞﾁｬｯ



こいつ…銃まで持ってやがる…



？「撃つぞ」



るぅちゃんに向けられた銃口
るぅちゃんの足が止まると、爆破犯は私の口元にハンカチの様なものを当てる
吸っちゃだめ……絶対に吸ったらろくなことにならない……



な「ｶﾞﾁｬｯ_その子を離せ」



なーくんも銃を完備していた
準備よさすぎだろ
……なのに爆破犯は動きを止めない



ｸﾗﾘ…



息が…苦しい……
ここで息を吸ってしまい、私の意識は途切れた

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