転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍６[stpr]

発狂281回目 ページ45

Aside


『おはよー』
愛「視線を感じる」
『文化祭にてやった事を思い出してみよ』
愛「ライブやったね」
『そうだね』
愛「人気者じゃん」
『それどころじゃないでしょ絶対』



そう思う理由



「ｷｬｰ!こっち見て〜！」
「うわ！ライブ組じゃん！？」
「近くで見るとどっちも美人だなぁ」



こうだからです
うちの学校の下駄箱扉式じゃないんだよ
よくあるでしょ？
下駄箱開けたらラブレターがどっばぁのやつ
何でこんな話するかって？



『いや…嘘だろ…』
愛「こんなん二次元でしか見た事ねぇぞ…」



扉式でもない下駄箱に、ラブレターが各10枚以上あるからです



『ど…どうするこの量…？』
愛「とりあえず、きちんと教室で全部見よう」
『朝の時間潰れたわ…』



教室に持っていくと…



優「おはよー…っておいおい、何なんだよその量は…」
累「二次元でしか見た事ねぇよ…」
『わかったからそこ退け…』
愛「通れない…」



やっとこさで席について荷物をボン！と置く



『あー、なんとか持ってこれた…』
愛「荷物片付けてから読むぞ」



ちゃちゃっと支度を終わらせて、一枚一枚読んでいく



『Why?』
愛「Why?」



いやまさか全ての手紙が校舎裏への呼び出しとは思わんだろ
しかも放課後…



愛「男って案外チョロいんだな……」
『知ってたけど、まさかここまでとは……』



一回のライブでここまでモテるもんなの？



『行く？』
愛「行って断ってこよ」
『それしかないか…』



2人深いため息をついて机につっぷす
と、タイミングよく桃瀬先生



さ「お前ら朝から何してんだよ」
『うわぁぁ！？見ないでぇぇぇ！？！？』



愛菜と慌てて隠す
理由かって？
な組にバレたら面倒くさい事になるのは確定事項なんだよ^^ω



さ「はぁ？隠すなよ。なーくんに言うぞ」
『ダメ…絶対ダメ…_ｶﾞｸｶﾞｸ』



と、桃瀬先生がすきを見つけてそこから手紙の1つを奪い取る



さ「よっと……」
『なっ！？』



しばらく手紙を見つめて、顔をどんどんしかめていく



さ「これ、どういう事だ？」
『ｿﾚﾊﾃﾞｽﾈ…ｱｻｹﾞﾀﾊﾞｺｦﾐﾀﾗ､ﾊｲｯﾃﾀﾀﾞｹﾅﾝﾃﾞｽﾖ…』
さ「……行くの？」
『い、行くけど…』
さ「ダメだ」



私の言葉を遮るように言う



さ「絶対に行かせない」
『何で？』
さ「絶対に告られるやつだろ」
『だからこそ行くんじゃん』
さ「何でだよ」
『せっかく好きになってもらったのに無視は失礼じゃない？』
愛「イケメン女子？」

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