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ジェノ「これ、食べてくださいね。先輩料理しないだろうから」
「ありがとう。ジェノが作ってくれてもいいんだけど？」
ジェノ「僕は肉を焼くだけしかできませんよ？」
「そうなんだ(笑)」
家にジェノが来ても構わずデザインの続きをしていると気付いたら日付が変わっていた
静かだと思って見渡すとソファに横になっている巨体が。
「ジェノ氏〜起きてください〜」
ジェノ「んー、」
「起きないと氷水ぶっかけますよ〜」
ジェノ「起きた！！！！！」
「よろしい。ほら早く帰らないと明日も仕事だよ」
ジェノ「…」
「？」
ジェノ「…」
「…ジェノや、どうしたの？」
犬のようにソファの上で正座をしてじーーーっと私を見つめるジェノ。テレパシーは使えません。
「…もしかして、帰りたくないの？」
ジェノ「！(うんうん！)」
「今日ここに泊まる気？」
ジェノ「(うん)」
「泊まるつもりで来た？」
ジェノ「(うん！！！)」
「だめ。帰りなさい」
ジェノ「あ〜なんでですか〜！！」
こんな時間にうちに来るなんてなんか企んでると思ったらやっぱり……
ジェノ「ヌナ〜」
「こういう時だけヌナ呼びするな！」
ジェノ「……先輩お願いします、」
「あ〜だめだ、本当にジェノが犬に見えてくる、」
ジェノ「ワン！！！」
「わかったわかった！！今日だけね？その代わりソファで寝ることになるけどいいの？」
ジェノ「どこでも寝れる人なんで。」
「…なら仕方がない、」
そう言うと嬉しそうにまたソファに横になったジェノから尻尾が見える幻覚が起きるほど
懐に入るのが上手いんだから、このワンコは……
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作者名：a_q1y | 作成日時：2022年8月7日 14時
