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部長「Aちゃんっ!!!」

「どうしたんですか?そんなに急いで」

部長「来るのよ!急遽今日!」

「……まさか、」







「お待ちしておりました。ミレ様」


ミレ「こんにちはAさん。すいません、急遽来ることになってしまって」


「構いませんよ。本日はどういったご用件で?」








常連のお客様で大手会社のお嬢さんであるミレさんは、前々からうちのブランドを気に入ってくれていて私がデザインした服をよく購入してくださる得意先のお客様だ。


この方の対応は毎回わたしが固定で決まっている





ミレ「来月のショーにAさんのデザインが展示されるとお聞きして、宜しければ私がイメージしている服を作っていただけないかと、」


「それは、有難いお話ですが本当に私でいいのですか?」


ミレ「もちろん!Aさんがデザインされたお洋服とっても好きでぜひ作ってもらいたかったんです!」


「分かりました。ミレ様のご期待に応えられるように尽力いたします」











「……って言ったけどこれ無理だあー!!!泣」












張り切って受け入れたのはいいものの、ミレ様がイメージしている服は






ミレ「【これなんですけど、男女でペアで着たくて、白を基調としたドレスが良くて。腕を出さない感じで、、】」







そうイメージ図を見せながら伝えてくださったけどいざデザインに取り掛かるとペンが進まない









ジェノ「珍しいですね。A先輩がこの時間まで残るなんて。」


「あ、お疲れ様。うん、家で考えても今回はいいデザインが浮かばない気がして、」


ジェノ「A先輩の得意先ですもんね。期待を裏切ったら大変だ」


「うう、今それを言わないでジェノや…」


ジェノ「はは(笑) まあ頑張ってください。体を壊さない程度に」


「ありがとう。コーヒーが染みる〜!」











私の直属の後輩 ジェノは気が利く子だ










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作者名:a_q1y | 作成日時:2022年8月7日 14時

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