本編76 ページ8
「おはよう!いきなりだけどみんな集まってくれ!」
早朝、ハンジさんの声が響き渡る
何事かと、寝癖をつけ、寝ぼけたままのサシャを引きずりながら小走りでハンジさんのもとへと向かった
「みんな来たね」
ハンジさんが机の上に1枚の紙を広げる
各々が内容を見ようと机の周りを囲み、文字列を目で追う
「これって……」
「あぁ、エレンからの手紙だ」
「エレン……!」
内容は負傷兵としてマーレに潜入していること、時期が来次第合図を送るのでマーレに突入してほしいとのことだった
「なんなんだよ、あいつは。一人で突っ走りやがって……」
「もう1度マーレに行ったとしても、エレンの回収は厳しいだろうね。負傷兵として潜入しているなら、なおさらだ」
『エレンの無事がわかりましたし、取り敢えず今は待つべきでは?』
内容から推測するに、一月もしないうちにエレンからの合図が来るだろう
「……そうだね、私達はいつ合図が来ても良いように準備を進めよう!」
解散と告げられ、部屋へと戻る
「A、どうしよう」
『どうした?ミカサ』
部屋に戻るなり、ミカサに話しかけられる
サシャはコニーと話していたので、まだ戻ってこないだろう
「私…エレンがもう、戻ってこない気がする」
顔を青ざめて顔を覆ったミカサにエレンはそのつもりだろう、とは言えなかった
『ミカサが、手を引いて連れ戻せばいい』
「私は、私達はどこかで間違えてしまった…気がする」
『それでも、進むしかない。私達に多くの道は残されていない』
ミカサの精神が安定しないと、戦闘にも影響が出るかもしれない。不測の事態が起きたときに、対応できない可能性がある
『ミカサ、私達でエレンを連れ帰ろう』
ミカサに手を差し伸べる。ここまで来て、進まない以外の選択肢は私に残されていないのだから
「うん…ありがとう、A」
進もう、前だけ向いて
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うたねのどあ(プロフ) - 凄く夢主ちゃんの性格など過去などとても大好きです!!更新お待ちしております!! (12月8日 10時) (レス) @page8 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
豚汁 - 初コメ失礼します!今日イッキ見したんですがサクサク読めてとても満足でした!更新待ってます!無理しない程度に頑張ってくださいね! (8月9日 0時) (レス) @page6 id: 1de28648f3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - すっごく好きです!更新待ってます!! (6月13日 0時) (レス) @page6 id: 1ca5a645cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - こんな面白い作品を読んだのは初めてです。更新待ってます (2023年4月20日 18時) (レス) @page3 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 続きを恵んで下さい (2023年4月5日 2時) (レス) @page3 id: 4293bf52a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕪 | 作成日時:2023年3月19日 14時