三月くん ページ3
｢へっ……？ア、アイドルっ！？｣
いきなり奥さんの口から出た現実離れした言葉に私は固まってしまった
｢もしかしてAちゃんテレビとかあんまりみてない？｣
｢えっ、えと、人よりちょっと観ないくらいで、でも最近の流行を扱う番組はあんまりみなくて……｣
他の女の子ならみんな買ってる雑誌を買うくらいなら勉強の参考書や小説、情報番組を観るくらいなら勉強や料理に役立つ番組等をみることが多かった。
だから、クラスの女の子が今週発売の雑誌で盛り上がっていても、歌番組の話題で盛り上がっていても、私は話に入ることができなかった。
｢あ〜そっか〜。IDOLiSH7って知ってるかしら？｣
｢えっと……名前くらいなら……｣
街中の大きなテレビに映ってたのを少しだけ見たことがあった
｢そのメンバーなのよ！｣
｢す、凄いですね！｣
あんまりわからないけど、テレビで見た時はたくさんの黄色い声が上がっていたので、きっと人気は凄いというのはなんとなくわかっていた
｢あ……奥さんすみません。そろそろ時間なので……｣
あんまりこの話をなにも知らないまま聞くのは辛いと思い、言い訳を作って帰ろうと思った
｢あ、引き止めちゃってごめんなさいね｣
｢いえいえ。あ、ショートケーキ3つください！｣
家族のお土産にとでも思い私の1番大好きなしショートケーキを頼んだ
｢かしこまりました〜！……そういえばAちゃん覚えてる？小さい頃にあなたショートケーキのこと……｣
｢うわわわわ！！その話はやめてくださいっ！！｣
私の抹殺したいくらいの黒歴史をここで晒されては困ると思いつい大声をあげてしまった
｢そっ、それでは！また来週！！｣
急いでケーキを受け取ってすぐに走って帰った
そういえば、あの黒歴史を作り出してしまった時に
あの男の子……
三月くんもいた気がする……
そんなことを頭の隅で考えながら私は急いで家に向かった
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三月の専属ストーカーなつめみく - こ、これは完結扱いでいいのか、？？？ (10月7日 9時) (
レス) @page6 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃(プロフ) - この小説にもう少し早く出会っていれば・・・！！おもしろいです！！今更ですが、頑張ってください！！ (2017年8月23日 18時) (レス) id: 7c9c384a0b (このIDを非表示/違反報告)
ミーシャ(プロフ) - ゆるかり性反応さん» ありがとうございます！小説書いてるんですね……！今度私も読ませて頂きます(*´ω`*)これからも読み続けて頂けると幸いです……！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: c9d0e87370 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるかり性反応 - 続きが気になります！私もアイナナの小説を書いててですね…書くの大変ですよね(苦笑)。頑張ってください！ (2016年12月28日 7時) (レス) id: 47d699d134 (このIDを非表示/違反報告)
ミーシャ(プロフ) - 游支さん» ありがとうございます！執筆の糧になります……！これからも読み続けて頂けると幸いです！ (2016年12月25日 23時) (レス) id: 45932ffbcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーシャ | 作成日時：2016年12月22日 23時
