声と文字 ページ1
今日は転校生が来るらしい。それを聞いた円堂、鬼道、豪炎寺が先生が来るまで席に座って話していた。
｢豪炎寺や鬼道みたいにまたサッカー出来る奴が来るかな？｣
｢それはどうだろうな。｣
｢もしそうだとしたら今年のフットボールフロンティアが楽しみだな。｣
｢でもさ、3年になって転校してくるって珍しくないか？｣
鬼道と豪炎寺が円堂の言葉に｢確かにそうだな。｣と賛同した時、先生と転校生の子が教室に入ってきた。
転校生は肌が白く淡い紅の髪の女の子だった。その容姿にクラスの誰もがうっとりとするくらいに美しかった。
｢今日から我が雷門中の一員になる柊Aさんだ。みんな仲良くするんだぞ。｣
先生から紹介をされた柊Aの席は円堂の横になった。
休み時間。
｢俺、円堂守って言うんだ！よろしくな！サッカー部のキャプテンなんだ！｣
円堂がAに話しかけた。急に話しかけられたAは少し驚いた顔をしたが、にっこりと笑顔を円堂に向け、ノートに文字を書いた。
《私の名前は柊Aです。好きなように呼んで下さい。》
円堂達にその文字を見せ、再びノートに文字を書く。
《サッカー部のキャプテンって事はマモル君はとてもサッカーが上手なんですね。凄いです。》
その文字を見た円堂はとても嬉しそうな顔をして言った。
｢お前サッカー好きか？良かったら放課後練習見に来てくれよ！｣
その言葉にAは嬉しそうに頷いた。
円堂の横にいた鬼道と豪炎寺は話そうとしないAの行動を不思議そうな目で見ていた。
その目に気付いたのかAが不思議そうな顔をして鬼道と豪炎寺を交互に見た。
｢ほら！お前らも自己紹介しろよ！｣
円堂に言われ豪炎寺と鬼道が自己紹介をした。
｢俺は豪炎寺修也。俺も円堂と同じでサッカー部に入っているんだ。よろしくな。｣
｢俺は鬼道有人だ。此奴らと同じくサッカー部に所属している。これからよろしくな。｣
《はい。よろしくお願いします。シュウヤ君もユウト君もサッカー部なんですね。放課後、練習を見るのがとても楽しみです。》
その文字を円堂達に見せたAはニコニコと微笑んでいた。
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りぃこ - なんだこの優しい世界｡｡。 ストーリーにも泣けたけどコメ欄にも泣けた。 いい人にもいい作品にも出会えた。 もう悔いることは何もない。しばらくこの余韻に浸っていよう。 (2020年8月7日 3時) (
レス) id: 93f58bce86 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - でも、体には気をつけて頑張って下さい！こんな事しか書けなくてすみません。でも書かせて下さい！これからもずっと応援しています！！ (2020年6月29日 20時) (レス) id: 8805bfa010 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - この小説を作ってくれてありがとうござます！！私も聴覚の障害はないのですが、この小説を読んでいると障害を持っている人達の気持ちが分かってとても感謝しています！！このご時世いろいろ大変だと思います！ (2020年6月29日 20時) (レス) id: 8805bfa010 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちー - 一緒に頑張りましょう！ (2020年6月28日 4時) (レス) id: 181c5fcd33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちー - でも、今でも同年代の男の子を見ると、私の事を噂しているのではないかと、思ったりしています。後、私は、アスペルガー症候群という自閉症です。なのでヒトについてよく分かりません。この苦しみは理解されることはないと思います。 (2020年6月28日 4時) (レス) id: 181c5fcd33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸ノ撫子 | 作成日時：2020年6月4日 12時
