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「……すげぇ」
『…え？』
「すげぇだろ、普通にそれ」
予想外の反応に驚いた。
心操くんは私の想像していた顔ではなく
寧ろパッと明るくなっている。
『でも心操くん、ヒーロー科に行きたいって』
「そんなことは関係ねぇだろ、
俺が後から追いつけばいいだけの話」
『…！』
そんなふうに言った彼は少しイキイキしていた。
後から追いつけばいい、
前向きなその言葉が嬉しかった。
でも、私ヒーロー科に行くわけじゃないんだけど…
『あ、チャイム鳴っちゃう…行こっか！』
「これくらいなら余裕で間に合うだろ」
良いお友達をもったんだな、私。
不安で曇っていた心が少し晴れた気がした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
気がつけば6限目。
次の授業の先生も事情を分かってくれているので
頑張れといって送り出してくれた。
A組のクラスの前へつくと、
よく分からない緊張が込み上げてきた。
そんな…ドキドキしなくても大丈夫なのに
チャイムが鳴るのと同時に大きな大きな
バリアフリーのついたドアを開ける。
入ると同時に相澤先生が教卓の方に手招きをした。
少しだけザワつくクラスの中が
より一層私を緊張させる。
『えっと…普通科の1年C組からきました、
癒和Aです。演習授業のときのみ、保健救護員として同伴させて頂くことになりました、よろしくお願いします…』
「…そういう事だ、お前らが怪我した時は此奴が手当をしてくれることになる」
なんとか噛まずに自己紹介ができた。
クラスの雰囲気は意外と明るく、
以前抱いていた真面目そうな印象とかけ離れた風景にかなり驚いてしまった。
周りを見渡してみる。
体育祭で見かけた子、特徴的な容姿を持つ子…
あの子とか絶対元気っ子なんだろうな、
そんなことを何となく考えていた。
それぞれの個性を生かしたその空間が
やはり普通科のC組とは少し違う。
『あ………』
いかん、目が合っちゃった…
いることは分かってた、そうしっかりと。
なんか嬉しそうな顔してる……
なんですかその目は…！！！！
目を逸らすと、なんだか少し罪悪感が残る。
しょうがないからヒラヒラと手を軽く振った。
わかりやすく表情の晴れた彼は
振りはしないがそっと手をあげた。
なんか、思ってた以上に幼いのかな…
少しだけ萌えかけたけど我に返って先生の方へ向く。
「急いで更衣室に向かえ、すぐ授業始めるぞ」
先生が慣れた口調で指示を出した。
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要 - 続きを下さい……ﾄﾞｹﾞｻﾞ (2021年12月16日 0時) (
レス) @page9 id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 続きが見たいです。相澤先生何言うんだあああああ (2021年10月30日 9時) (レス) @page6 id: d8f87a4e62 (このIDを非表示/違反報告)
有泉実樹 - うん(⌒▽⌒)長押し(⌒▽⌒)(⌒▽⌒) (2021年10月27日 22時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
リミックス - 連打連打連打連打連打連打(以下省略) (2021年10月21日 4時) (レス) @page3 id: 34ccce3c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2021年10月21日 0時
