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その日は事ある毎に心操くんから
早く先生に渡すよう注意喚起をされた。
『じゃあね』
「まだ渡してないんだろ」
『なんか今日先生見つかんなくて、
いま職員室に行くところ』
「へー」
『本当だってば！じゃあね！』
「…ん」
そして彼は教室を去った。
誰もいなくなることを確認して
私も後を追うように教室から出る。
ありがとう、ありがとう心操くん。
でも君の気持ちには素直に答えられない…
だって気になるんだもん…！！！！
人気のない下駄箱に着いた。
ここなら人は来ない…よね
よし、誰でもかかってきなさい！
変な奴が来たとしても…なんとなーく話をつけて
なんとなーくお家に返せばいい！
説得なら自信がある…！
カチッと良い音が鳴った。
勿論、押してすぐに何か反応がある訳ではない。
そこから私は2、3分待った。
少しだけ周囲を見渡してみるが
本当に何も起こらない。
『心操くんのいたずらだったりして』
何もなかったことに少しだけ寂しさを感じる。
ドッキリするんなら、何かしらの仕掛けを
用意しておいて欲しい。
明日は説教だよ、心操くん。
少しつまらなかったけど…
まぁあのワクワク感は良しとして、帰るかな。
教室へ戻るため、足を反対方向に向ける。
『…？』
首を傾げてしまった。
「…」
目の前にいるのは……
『…ヒーロー科の、人？』
「轟…轟焦凍だ」
何度か見かけたことのある、ちょっとした有名人。
確か、あのエンデヴァーの息子さん。
やけど痕と紅白頭が特徴的な、A組の子。
体育祭で活躍してた、うんうん。
『なにか、御用ですか…？』
「そのボタン、押しただろ」
『もしかして…これくれたのってあなた…？』
「そうだ」
『……？』
ますます頭にハテナが浮かぶ。
なんで、この子が私にスイッチを？
私の記憶上、全く面識はない。
じゃあ…どうして？
『これって、なんなんですか？』
「俺を呼び出すスイッチだ」
『それをなんで私に…？』
「好きだから」
『…………え？』
すき…？
唐突の告白に目が眩んだ。
いつ、どこで、どうしたらそうなったの…？
『えっと…私たち、はじめまして…ですよね？』
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要 - 続きを下さい……ﾄﾞｹﾞｻﾞ (2021年12月16日 0時) (
レス) @page9 id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 続きが見たいです。相澤先生何言うんだあああああ (2021年10月30日 9時) (レス) @page6 id: d8f87a4e62 (このIDを非表示/違反報告)
有泉実樹 - うん(⌒▽⌒)長押し(⌒▽⌒)(⌒▽⌒) (2021年10月27日 22時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
リミックス - 連打連打連打連打連打連打(以下省略) (2021年10月21日 4時) (レス) @page3 id: 34ccce3c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2021年10月21日 0時
