第22話 ページ24
片桐さんと話しているといつの間にか家にもう少しでつくことに気づいた。
最後に気になっていたことを言わなきゃ。
未だに俯いている片桐さんに私は話しかけた。
『私のことを悪く言ったのはどうして？』
その言葉を言うと片桐さんはわかりやすく肩を震わせた。
「西谷君と仲も良かったしあなたはいい人だからみんなを取られてしまうと思った。」
そう言って綺麗な目から大きな涙を流した。
涙を流したまま片桐さんはそれに続けた。
「あなたにたくさん嫌な態度をとってしまったこと、少しもやもやしていた。西谷くんに告白してふられて吹っ切れることが出来た。」
そう顔を上げた片桐さんは今までで一番綺麗だと感じた。
そのまま片桐さんはごめんなさい、とだけ言って走ろうとした。
けれど、私はまだあなたに何も言えてない。
そう思って彼女の腕をつかんだ。
『待って！私もあなたに言いたいことがある。』
そう言うと片桐さんは不思議そうな顔をして立ち止まった。
『私もきっと嫌な態度とってたと思う。それは謝りたい。ごめんね。』
『あとね、ありがとう。あなたの存在があったから私は大切なことに気づくことができたの。』
私がお礼をいうと片桐さんは驚いた顔をした。映画のセリフのように臭い言葉だったかもしれないけれど私は伝えたかった。
「…私も、ありがとう。それじゃあ、明日ね」
そうニッコリ笑って歩いていった。
私も家に帰りスマホを開く。
縁下というトーク履歴をタップして文字を打ち込んだ。
【仲直りしたよ！】
そう打って送信した。
仲直りではないな。
なんて、送ってから後悔して少し笑った。
けれど
縁下が返事をくれたのはその日の朝だった。
【ごめんな、寝てた。学校で話聞くね】
彼らしい文だったけれど
違和感を覚えながら私は朝練に向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あともう少しで最終話です。
30話で終わらせたかったんですが思ったより早く終わりそうですね〜
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夢花(仮垢) - うぅ……うあぁぁぁぁぁぁぉぁ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡なんだよざぐじゃぁ"泣かせに来るなよおおおおおぉぉぉ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡最後泣いて自分でもびっくりしましたよ馬鹿！←良すぎると文句口調に入りますが褒めてるのでご安心を (2018年10月10日 3時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
塩ぱぴこ(プロフ) - ょぅじょさん» わー、ほんとでした！指摘ありがとうございます！みんなエンジェルになるよう頑張ってたので嬉しいですwww (2017年1月13日 5時) (レス) id: 599e7d8c09 (このIDを非表示/違反報告)
ょぅじょ(プロフ) - 最初の説明文でパクリではなありませんになっている気がします……間違ってたらごめんなさい！すごく面白くてみんながエンジェル状態ｗ (2017年1月13日 1時) (レス) id: 9c14c30c14 (このIDを非表示/違反報告)
塩ぱぴこ(プロフ) - 莉歩さん» ありがとうございます！ノヤっさんいいですよね〜！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: 599e7d8c09 (このIDを非表示/違反報告)
莉歩 - ノヤっさん好きなので嬉しいです！ノヤっさん可愛すぎ(。>д<)更新頑張ってください！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: 9d05eb5ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩ぱぴこ | 作成日時：2016年11月10日 0時
