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第13話 ページ14

少しだけ飛ばします。
____________


マネージャーをやり始めてもうすぐ1週間。

仁花ちゃんとも仲良くなれたし部員の人たちとも仲良くなった。


相変わらず片桐さんよ私に対する目は厳しいまま。


夕とはあまり話さなくなってしまったし。

それは

私が少しでも話そうとすると片桐さんが割って入って私の知らない話をするからである。

その知らない話というのはたぶんいつもかえりみちにはなしていたこと。

というのも、

影山くんと家が近いことが分かった私は影山くんと一緒に帰ることにしたのだ。

夕を誘っても片桐さんがすぐに悲しそうな目をするからもう諦めた。



私だって帰りたいんだけどなぁ……



「先輩どうしましたか?」

ドリンクを作っている時に考え事をしていたからか仁花ちゃんに心配されてしまった。

『ううん、大丈夫。ごめんね。配りに行こっか。』

そう言うとはい、と笑ってくれた。

『ドリンクです!』

私が叫ぶとみんなが駆け寄ってくる。

片桐さんと話していた夕もこっちに来た。

少し嬉しかった。

「Aー!ドリンクくれ!」

『うん、どうぞ。』

「さんきゅ!」

少しの会話だけれどあまり会話していなかった私にとっては嬉しいことだった。


そしてそこまで考えて私は気づく。


どうしてこんなに夕のことで一喜一憂しているんだろう。


この前もそうだ。夕と片桐さんが並んでいるのがとても嫌だった記憶がある。

「?A、どうした?」



気がつけば夕の顔がすぐ近くにあって


思わず後ずさりしてしまった。

『あ、ううん!なんでもないの!気にしないで。』

そう言うと夕はそうか、と言って練習に戻った。

顔が熱い。


こんなの。


こんなのまるで私が夕のこと……


「沢渡さん、ボトル洗いに行こう?」

私がひとり悩んでいると片桐さんが話しかけてきた。

顔は笑っていたけれど


その目はまるで


話したいことがあると言いたそうで

何のことかすぐにわかってしまい

私はおとなしくついていくことにした。

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夢花(仮垢) - うぅ……うあぁぁぁぁぁぁぉぁ。゚(゚´Д`゚)゚。なんだよざぐじゃぁ"泣かせに来るなよおおおおおぉぉぉ。゚(゚´Д`゚)゚。最後泣いて自分でもびっくりしましたよ馬鹿!←良すぎると文句口調に入りますが褒めてるのでご安心を (2018年10月10日 3時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
塩ぱぴこ(プロフ) - ょぅじょさん» わー、ほんとでした!指摘ありがとうございます!みんなエンジェルになるよう頑張ってたので嬉しいですwww (2017年1月13日 5時) (レス) id: 599e7d8c09 (このIDを非表示/違反報告)
ょぅじょ(プロフ) - 最初の説明文でパクリではなありませんになっている気がします……間違ってたらごめんなさい!すごく面白くてみんながエンジェル状態w (2017年1月13日 1時) (レス) id: 9c14c30c14 (このIDを非表示/違反報告)
塩ぱぴこ(プロフ) - 莉歩さん» ありがとうございます!ノヤっさんいいですよね〜! (2016年12月26日 12時) (レス) id: 599e7d8c09 (このIDを非表示/違反報告)
莉歩 - ノヤっさん好きなので嬉しいです!ノヤっさん可愛すぎ(。>д<)更新頑張ってください! (2016年12月26日 12時) (レス) id: 9d05eb5ec0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩ぱぴこ | 作成日時:2016年11月10日 0時

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