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条件その30。 ページ30

強制退部。

そう告げられた時の川崎くんの顔は驚きに溢れていて、それから歪んだ。

ありえない、信じられない。

きっとそう思っているのだろう。

でもね、川崎くん。

全部、あなたの行動による結果だよ。

「そんな…なんでですかっ」

先輩に詰め寄り、叫ぶ川崎くん。

「仲間に迷惑をかけるような奴は、このチームにいらない」

「なっ…俺が、いつ迷惑かけたんですか!?」

え、まさか自覚なし?

「リーダーの指示に従わないことが常にある。後輩に不当な練習をさせる。
 自分がうまいと思っていて、三年の話を全く聞かない。
 本当にうまいならそれもまだ許せるが、川崎。お前…覚えてるか?一年の頃の試合を」

いろいろと並べてくれるキャプテン。

あれ、一年の頃って去年?

そんときもなんかやらかしたのかな。

「それは…」

「あの時の試合。お前のせいで負けた、自覚はあるか?」

「っ…でも!」

「挙句、応援してくれていた女子に暴力を振るおうとして泣かせた?
 タオルをぐちゃぐちゃにした?」

「違っ、そんなこと」

「まだ言い訳するのか!?」

うわ、すごい迫力。

「いいな。とにかく、もう出て行ってくれ」

「…っ」

唇をかみしめて、悔しそうにする川崎くん。

でもすぐ、怒ったように荒々しく部室を出ようとする。

その背中に、私は声をかけた。

「川崎くん、待って!」

条件その31。→←条件その29。


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
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抹茶くりぃむ(プロフ) - 及川ラブさん» おお…アドバイスありがとうございます!!ぜひそうさせていただきます(*´∀`*) (2017年4月14日 20時) (レス) id: 13244b1de8 (このIDを非表示/違反報告)
及川ラブ - 文字との間隔を開けた方が読みやすいですよ (2017年4月14日 5時) (レス) id: 00ddb20afd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶くりぃむ | 作成日時:2017年3月13日 20時

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