かわいいの条件｡

条件その29｡ ページ29

「川崎くん…さっき、これやったよね！?みんなに謝って！！」

そう言って差し出したのはさっきの、泥だらけのタオル｡

我ながらめんどくさい女だよなー、ほんと｡

でもそんな私を敵に回しちゃった、君が悪いんだよ?

告白を広めて馬鹿にした事、上から目線の言動の数々、先生の名前を使ってはめようとした事｡

もうとっくにあんたは終わってた｡

「何言って「なんだよそれ！?」」

川崎くんの反論を潰すように叫んだ、キャプテン｡

「川崎、お前がやったって本当か?」

「違いま「そうです！」柊っ！！」

お、キレてるキレてる｡

なんかちょっと怒りやすいんだね、カルシウムとりなよｗ

「川崎…見損なったよ」

「先輩、こんな人だったんスね」

周りからの失望の視線｡

なにげに自分を過大評価してたから、耐えられないんでしょ?

自分が集中的に責められること｡

下だと思ってた女に嵌められること｡

でも…所詮、それだけの人間だったって事だよ｡

強制退部まであと、…数秒｡

条件その30｡→←条件その28｡

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

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