第１５話 ページ16
私「うふふ、やっぱり面白いね、向井くん。
そういう面白いとこ、尊敬してるの。(笑)」
向井「そうなん？でも、ありがとぉ！
あれ、鈴本 さんってお笑い好きな感じ？」
私「そうだよ？
好きな芸人さんが出てる番組、毎回録画してるくらい。」
向井「えー！！めっちゃ意外！！」
私「え、そう？」
向井「いや、だっていつも田辺とか、
めぐきゅんの前でしか喋ってるとこ見ぃへんし…
静かなタイプなんやろなって勝手に思ってた」
私「私の事紹介する時、人見知りだって
仲良い人全員に言われるほどの実力者だもん。(笑)
なのに、向井くんとこんなに話せてるのが
自分でもビックリなくらい。
多分、喋りやすいからだろうなって
考えてたとこだったの。」
向井「ホンマに？
え、めっちゃ嬉しい！！
ずっと喋りたいなと思って気になってたんよ！
めぐきゅんとは、すごい仲良いしさ〜！」
え、気になってたって…？
どういう意味？
無意識にそんな言葉使ったのかな？
意味は無いのかな、
とグルグル考える。
考えてもキリないなと思って、
とりあえず、考えるのをやめた。
私「めめとは仲良いというか、なんだろ？
そんな言うほど仲良くないよ？」
向井「いやいや！！仲ええやん！
さっきも言い合っとったし。
ちょっと寂しかったんやから。」
私「それはごめん。(笑)
めめとはカップルだもんね、すぐ返却します。(笑)」
向井「え、カップル？
めぐきゅんが言っとったん？？」
私「うん。そう。(笑)」
向井「そうなんや！
ほんなら、アイツが彼女やな！」
私「え、めめと逆のこと言ってる。」
向井「嘘やん！！
あ、あと、さっきの寂しかったってやつ
めぐきゅんに対してもそうやけど、
鈴本 さんに対してもやで？」
私「え、」
どういう意味？？
向井「ホンマに喋ってみたかったんやもん。
だから、今日も声掛けたんよ。
いきなりごめんな？(笑)」
私「いや、それは全然！
あの時嬉しかったし！
あんまり対応できなかったけど。(笑)」
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作者名：ありゆき。 | 作成日時：2019年8月6日 17時
