いつだって君と隣〜inar or arin〜

7* ページ8

inside


え…………？








何が起こったの？








知念が大ちゃんにキスした………？








いやっ、まさか…そんなことは………








でも違った








大ちゃんが真っ赤な顔して知念を見つめてる








嘘でしょ……








今までは俺の思い違いだったの………？








大ちゃんは俺のこと、好きじゃないの……？








ははっ……








俺、今まで何してたんだろ……








山「伊野ちゃん………これ………」








山田が差し出したのは








苺のししゅうがしてあるハンカチ。








山「なみだ……これで拭いて……？」








嘘……








俺、泣いてた？








なみだが俺の頬をつたってく。








山「………伊野ちゃん……おいで」








山田が俺の手を引いて、








楽屋の外に出た。








伊「ｸﾞｽｯ……やまだぁ……俺っ……ｯｸ…」








山「おいでよ、伊野ちゃん








　 …








　 …








　 …








　 俺のところへ」








俺は山田に抱きついた








今はただ、癒やして欲しかった








山田の胸の中は、








大きくて俺を優しく包み込んでくれた








俺は泣き続けた。








いつ人が来るか分からない、








楽屋の前の廊下で。








そして、俺は








泣き疲れていつの間にか眠っていた








それから山田がお姫様抱っこで








楽屋に運んでくれたらしい。








…








…








…








山田が俺にそっとキスをしたのも知らずに………

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