君のためのメロディー

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side jk.




Aジュンギュヤ、前くれた香水って韓国だと何ウォン?



ベッドでくつろいでいると、いつぶりかのあいつから連絡がきた。



Aいまたまたま通りかかったらお店が、あのブランドの路面店だったの


.あの量だと90000ウォンだった。


Aうそ!こっちの方が安く売ってるから買って帰る!



既読をつけてスマホを閉じようとすると、電話がかかってきた




jk「왜(なに)？」


「香水家に置いてきちゃって、どの種類だったか忘れた…からビデオで教えてもらおうと思って」




教えなくても、直接匂い嗅げば大体で分かるんじゃないのか？と思いつつ、


俺を頼って電話をかけてきてくれたことが嬉しい。


自分で買わなくても、俺が勝手にプレゼントするのに。


というか、自分から俺のをリピートしようとしてるのがしぬほどかわいい。いみわかんない。




ビデオで瓶の形や色をみて正解の品を教えると、「ありがと〜！じゃあ買ってくる！」と通話はあっさり終了された。





少し経ってから、また通知がなったのて確認するとAから写真が送られていた。


顔の横に買った香水を写して、マスクを顎まで下げて笑顔で撮られたセルカだった。




A日本でも毎日つけてるよ!お気に入り♡




こいつは知ってか知らずか、どストレートに俺が舞い上がって喜ぶようなことを伝えてくる。


勘弁してくれと思いつつ、満足気な顔をしたコアラのスタンプを送信する。






付き合ってもない男とおそろいの香水を毎日つけることに対して何の疑問も抱かないAも大概だが、


付き合ってもない女からのセルカで瀕死状態になっている俺も相当重症だと思う。





とりあえずなんでもいいから、早く帰ってこいと願うばかりだった。

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