君のためのメロディー

8.愛の生命線 ページ36

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『ヨシくん、どうですか久しぶりの日本は！』



ys『う〜ん 飛行機着くまでさ、ちょっと緊張してたの。

あまりにも久しぶりやったからどうやって顔合わせればいいか分かんなくてさ、

でも俺お母さんの顔見た瞬間泣いちゃった、笑』



『そりゃそうだよ〜！無事に会えてよかった！！』





3月10日、イルメン4人も日本に到着し、久々の休暇を家族とゆっくり過ごす。



初日は家族との時間を優先してほしくて連絡は控えていたが、やはり隔離は暇だと思い、次の日の夜に電話で近況報告をしあった。





やっぱりヨシくんと話すのはなんだか心地いい。


ヨシくんの声は、トーンが丁度よく、聞いてると安心するのだ。




一時間ほど通話をしていると、日付が変わる時刻ということもあり、自然と眠気がやってくる。






ys『…ところでさ、A』



『ん〜？』



ys『BEAUTIFUL、聞いた？』



『…うん、聞いた！すごい良かったよ。ヨシくん本当に天才だなって思った！！』





今月末、TREASUREは日本デビューが決定していて、

シングルに入るBEAUTIFULという日本語曲の作詞に、ヨシくんが参加していた。




アニメのエンディング曲に採用され、アニメに挿入される部分はすでに聞いていたが、


私が韓国にいる間にフルバージョンを聞くことはできず、日本にきてから音源をもらった。



綺麗で耳に残るメロディーラインに、ストレートな歌詞が乗せられた楽曲は、心にすっと入ってくる本当に素晴らしい歌だと思った。





『あのね、サビもメロディーもすごい好きだったんだけど、私が一番好きなのヨシくんのラップのところなんだ〜』



ys『…ほんま？？嬉しい』




『うん、


経験がほら名声のように切れない愛の生命線〜♪


のとこがほんっとに最高！

もう一回言うけどやっぱりヨシくん本気で天才！』




ys『ふふ…Aはやっぱり良いセンスしてんな〜笑


俺のラップのとこは特にやけど、


この曲は、Aのおかげでかけたんやで。』

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