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ガチャ
まっすーに抱えられていると、扉が開いて、パパが戻ってきた。
「…あれ、まっすーがエマ抱っこしてる(笑)」
「…いやいや(笑)」
そこで手が離れてしまい床に戻される。少し寂しくなってまっすーを見上げるけど、まっすーはソファに腰掛けたパパを見ていた。
するとほどなく、すたっふ、の人がふたりを呼びに来た。はーい、とやっぱり掠れた声で答えるパパ。
「…いけんの？」
「はぁ？なにが？」
「なにがって、わかってるでしょ」
「わっかんねぇ、な、、ゴホ、ゴホッ」
「ああもう、大声出すなって。行くよ」
「ゴホッ……ご、め」
立ち上がってすこしよろけるパパを後ろからそっと支えるまっすー。
パパの背中にまわされた大きな手は、さっきまでわたしを抱えていた手、だもんね…。
そう思うと、まだ胸のドキドキは続いていた。
それから、けいちゃんとしげも合流したらしく、がくやに4人で帰ってきた。
パパはわたしの姿を見つけるなり、すぐに抱っこしてくれてそのままソファに横になる。
「エマぁ、帰ろうねぇ…」
「帰る前に病院行けよ？」
「はぁい…」
「俺が連行するからちゃんと！」
しげとけいちゃんに言われて、一応返事をするパパは、上の空みたいだった。そのふたりの後ろで、やっぱりまっすーは何も言わなかった。
それからまねーじゃーが迎えに来て、ぱぱと、けいちゃんと、車に乗り込む。
けいちゃんもやっぱりすごく心配してて、
パパを膝枕しながら近くの病院を探していた。
けいちゃんと別れたあと、その病院にいったパパは、くすりを抱えてふらふら戻ってきた。
ちゃんと休んでくださいよ、とまねーじゃーに言われたパパは、やっぱり上の空だった。
パパは、みんなに心配されるほど愛されてるのに、そんな弱い自分が気に入らないのかなって、思うときがある。
たまには休んだり、頼ったりしてもいいのになって。
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莉織(プロフ) - また、この作品が更新されることを楽しみに待っています！エマちゃん可愛いすぎます！！あと、弱ってる手越くんとっても良かったです！ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 6e79a16567 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - ことりさん» 大変遅くなりましたが…ありがとうございます！！もっと素敵なお話が書けるよう頑張ります！！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: a63c9a7a8f (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - ふわりさん» ふわりさん初めまして！私もふわりさんの作品よく拝見しています！！ありがとうございます励みになります！嬉しいです！！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: a63c9a7a8f (このIDを非表示/違反報告)
ことり - 久々更新嬉しいです！このお話大好きです！頑張ってください！！ (2019年1月3日 18時) (レス) id: bf321cf1fe (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - はじめまして。このお話大好きなので、今たまたま見たら更新されていてとても嬉しかったです…！！！ 更新大変かと思いますが、無理をなさらぬよう、、！ 楽しみに待ってます(＞＜) (2019年1月3日 16時) (レス) id: 8d4a9dab07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち | 作成日時：2018年7月21日 16時
