渡辺翔太がいたい場所は ページ11
酔っている小さい身体は、いつもとちがって簡単に引き剥がせる。
なんだよこいつ、いつもあんな…強い顔して、任せろって感じ突き進んでいくのに…酔ったらこんなかわいくなんのかよ。
A「わたなべやだぁ、こーじくん!」
渡「康二はもうだめだって」
A「むーー、じゃあお酒飲む…」
渡「それもだめ」
唇尖らせて
うるうるの目で見上げてきて。
ほんっっっっと、調子狂う。
渡「お前、飲み方バカなんだよ。こんな酔ってどーすんだ!」
A「やだぁ、あべちゃん、わたなべがおこったぁ!」
渡「バカにバカっつって何がわりぃんだよ、バカ!」
阿「まあまあ翔太…」
目「しょっぴー、大人げないっすよ」
9人いるから、庇ってくれるやつもいるし
A「バカバカうるさい!バカって言った方がバカなんですぅー!」
渡「小学生みたいなこと言ってんなバカ!」
A「5さいじにいわれたぁ…くやしぃ…」
佐「まあまあ、Aちゃんは悪くないよ?」
岩「そ。飲ませた俺らも悪いから」
甘やかしてくれるやつもいる。
だけど。
渡「バーーーーカ」
A「そのいいかた、マジでごさいじ!」
渡「うっせ、ガキ!」
A「そっちがガキじゃん!」
この場所だけは、譲らねぇから。
渡「…楠?」
A「……にゃ……」
渡「おぉ!」
ふらっと倒れてきた身体を抱き止める。
えっ…
A「……すー……すー……」
渡「寝てるし…」
ほんっっっと、ガキ!!!
.
阿部「さ、お開きにしようか」
岩「車のってくひとー」
深「おねがいしまぁす」
佐「おれも!」
目「俺もお願いします」
ラ「ぼくはお迎えに来てもらうから」
渡「俺は涼太んち」
宮「俺らはタクシーで帰るから。姫を頼んだよ」
阿「ジャスティス」
岩「ん。じゃ、解散!」
A「すーーーー……」
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作者名:まめ | 作成日時:2023年2月27日 11時