皆ピリピリしてる。 ページ5
...まぁ、予想はしてたよ。
柄の悪そうな奴らばかりだ。多分中忍試験を何回も受けているのだろう。
だからって先輩気取りはどうかと。
受かってないんだから、全員下忍。
ただそれだけでしょ。
団栗の背比べみたいなもんだ。少し横が少し騒がしい。
視線をうつすとそこには先ほどの三人と新人下忍六人が何やら騒いでいる様子だ。
気が荒い雨隠れの連中がナルト達を睨みつけている。
奴らに絡まれる前に注意しようと思ったが丸眼鏡の奴が何か言いに行ったのでやめる。
アイツも少し試験経験があるからって先輩面する嫌な奴だからだ。
疲れたし、どっか座るか。
長机の上に腰掛ける。
｢おい、テメエ何座ってんだ。コラ｣
俺を睨みつけるのは雨隠れの奴。
男も皆髪が長いけど流行りかなんかなんですかねー。
｢え？疲れたから？｣
へらっと笑う。
ムカついたのか奴は俺の胸ぐらを掴もうと手を伸ばした。それをサッと避ける。遅い遅い。
そしてその手を掴んで力を入れた。
｢ん？何、座っちゃ駄目？｣
｢いっ...テメエ...！！｣
まだ口答えするもんだから更に力を入れた。
｢試験前に腕折られたい？｣
｢っ...！｣
もう言う気は失せたようなので腕を離してやる。
他のところに移動しようとしたとき、
｢オレの名はうずまきナルトだ！！てめーらにゃあ、負けねーぞ！！｣
ナルトの大きな声が聞こえた。
振り返るとそこにはナルトがいた。意気揚々と試験会場にいる奴らを指差し叫んだのだ。
そうだ。それこそナルト！！
やっぱ仲良くなりたいな、声かけるしかないっしょ！
サクラちゃんに怒られ周りの下忍に睨みつけられまくるナルトに俺は声をかけた。
｢やるな、ナルト！｣
｢ん？お！Aか、お前にも負けねーからなっ｣
腰に手を当てニッと笑うナルト。
｢俺だって負けねぇよ！｣
と、いい感じに話していたら、
...！
動きがあった。三人だ。
雰囲気からして木の葉の連中ではないな。
ナルト達には気づかれないように気配に気をつける。
一人が飛び出した。
バッと後ろを振り向くとソイツはカブトに向かってクナイを二本投げる。
カブトは余裕で後ろに避ける。
まだだ。
あと一人。
カブトの眼下に包帯グルグル巻の奴が現れた。
殴ろうと大きく振りかぶる。
カブトはそれを伏せて避けた。
それと同時に丸眼鏡の片方のレンズが割れる。
なるほどな...。
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シーチキン(プロフ) - ルルさん» ありがとうございます^^*頑張ります (2017年8月25日 7時) (
レス) id: 6e062a825d (このIDを非表示/違反報告)
ルル - おもしろいです！更新楽しみにしています！ (2017年8月24日 13時) (レス) id: 5f42220b54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーチキン | 作成日時：2017年8月24日 7時
